国交省がダイハツ工業などで型式指定申請における不正行為が相次いだことを受け、自動車メーカーなどに対して内部調査を求めた件。トヨタ自動車などで新たな不正が発覚していました。指示を受けた対象の85社のうち、川崎重工(カワサキモータース)だけ調査結果が報告されてないみたいです。
川崎重工業
今さら同社の説明は不要だと思います。上記国交省の指示で調査することになったのは二輪車ですね。すでに結果を報告した同業では「騒音試験における不適正な試験条件での実施」なんてのが出てました。二輪の方が四輪より調査は楽そうに見えるんだけど、何かよろしくないことが出てきているのか。
不正のデパート化
川崎重工ではこれまでにも多くの不正が出てきました。ちょっと整理しておきましょう。
・ 2017年 川崎重工製の新幹線台車が規格に沿わない製造により亀裂が発生
・ 2022年 子会社の川重冷熱工業の空調システムに使う機械で検査成績の虚偽報告
・ 2024年 取引先との架空取引で裏金を捻出し海上自衛隊の潜水艦乗組員への金品供与
こんな感じで次から次へと不正が出てきています。まさに不正のデパート化。ここまで歴史ある企業でこれだけ広範囲に不正が広がっているわけですから、もうグループ全体で類似事案の徹底調査、するしかないのでは?