日本コークス工業 北九州事業所の工場で爆発火災事故

報道によると、北九州市若松区響町1にある「日本コークス工業」の北九州事業所の工場において、ガスラインが爆発し炎上したということです。現場はJR若松駅から北東約5キロにある、響灘に面した工場の建ち並ぶ地区の一角です。火はおよそ2時間半後に、消し止められました。

日本コークス工業

日本コークス工業は、製鉄プロセスや金属精錬に不可欠なコークスの製造販売を主力とする企業。このほか、海外からの輸入一般炭の販売、粉粒体装置・機器の製造販売などを展開。同社と大株主の日本製鉄、住友商事の3社間で業務提携しています。東証プライム上場企業で、昔は三井鉱山という社名でした。

事故の概要

12/24、午前11時20分ごろ「ガスラインが爆発した」という通報が消防へありました。当初の報道ではけが人が2人ということでしたが、のちにけが人は3人へと訂正されています。20代2人と50代1人の合わせて3人の男性作業員がやけどをするなどして病院に搬送されましたが、いずれも意識はあるということです。

この会社、1963年には「三井三池三川炭鉱炭塵爆発」という事故を起こしています。炭塵による粉塵爆発事故で、死者458名、一酸化炭素中毒患者839名を出したこの事故は、戦後最悪の炭鉱事故・労災事故と言われているんですね。現在株価91円と業績低迷中の同社、今回の事故も同社にとって大きなダメージになりそうです。

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