羽田空港 日航機事故 航空安全推進連絡会議(JFAS)がお怒りです

航空安全推進連絡会議(JFAS)はパイロット・管制官・気象予報官・客室乗務員・整備士・グランドハンドリングなど民間航空のあらゆる職場に働いている42組合、10,100名が集まって航空関係の職場に働く者の相互理解と連携を強めると共に、航空の安全を最大の課題にし、事故の撲滅を図ることを目的とする航空界最大の団体だそう。

緊急声明文

JFASは今回の事故を受けて1/3、緊急声明を出しました。その中で2点主張されています。まず1点目が警察による事故調査。以下引用です。

「日本国内で航空機事故が発生した場合、警察が事故原因を特定することを目的として捜査することが通例になっていますが、これは国際民間航空条約(ICAO)が求める事故調査ではありません。これまで日本において発生した航空機事故を警察が調査したことにより、事故の真因究明に大きな支障をきたしたという事例はいくつもありました。警察による調査はあくまでも犯罪調査であり、事故原因を究明するための調査ではないのです。」

「日本では運輸安全委員会の事故調査結果が刑事捜査や裁判証拠に利用されています。これらの行為は、明らかな犯罪の証拠がある場合を除き、調査結果を利用することを禁止する国際民間航空条約(ICAO)の規定から逸脱した行為であり容認できるものではありません。」 (引用以上)

航空機事故撲滅のために最も優先されるべきは事故調査であること。決して刑事捜査が優先されるものではなく、調査結果が再発防止以外に利用されるべきではない。という、かなり悲痛な叫びに聞こえます。C滑走路は昨日復旧しましたが、今回の調査はどうだったんでしょうね。

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