株式会社ハマキョウレックス 連結子会社従業員の不正行為 キックバック

ハマキョウレックスは3/13、「社内調査委員会の調査報告書受領に関するお知らせ」を公表しました。2/13に公表していた、「連結子会社従業員による不適切な取引」に関する社内調査結果です。

ハマキョウレックス

ハマキョウレックスは、企業の物流業務を一括受託するサードパーティー・ロジスティクス(3PL)企業です。中核の物流センター事業と、貨物自動車運送事業を手掛け、フード、アパレル、ホームケア、メディカル/ヘルスケア業界が主要顧客。東証プライム上場企業です。

不正の概要

不正の舞台となったのは同社連結子会社の近物レックスという会社(きんぶつと読むらしい)。行為を行ったのは近物レックスの部長兼支店長である人物。アルバイトとして入社し、23年かけて部長兼支店長へと昇進してきたそうです。

この不正行為は典型的なキックバックですね。取引先3社の取締役等と結託し、2008年から2023年までの15年間で総額216百万円の架空、水増し請求を行わせ、そのうち約114百万円をキックバック(部長兼支店長の口座等に振り込み)させていました。

報告書の中に出てくる「若いころは配送中の事故や商品破損事故費、取り引き先の接待費などで自腹を切っていた」というのは気になるところですね。キックバックを始めたのは、自腹額の補填が目的であったとも。しかし、結果的には1億円以上の金銭を詐取し、個人的な遊興費と株式投資に使用したと。落ちていき始めるとこうなっちゃうんですね。

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