グンゼ株式会社 下水道使用料で不正が発覚

グンゼ株式会社は1/24、「温浴施設取水量過少申告に関するお知らせ」を公表しました。100%子会社であるグンゼ開発株式会社が運営する温浴施設において、取水量過少申告の事実が判明しました。これにより、下水道使用料も過少な金額を納付していたということのようです。

グンゼ株式会社

グンゼ株式会社は、インナーウエアやレッグウエアを製造・販売会社。主力ブランドに男性向けインナーウエアの「BODY WILD」や「快適工房」、ストッキングの「SABRINA」等があります。繊維以外の分野へも事業領域を拡大する東証プライム上場企業です。

不正の概要

不正の舞台となったのは、グンゼ開発株式会社が運営する「つかしん天然温泉 湯の華廊」です。当該施設の保守点検のために温泉水タンクの内部を確認した際に異常を発見し、配管状況を調査する目的で現場を掘削したところ、迂回配管が地中に埋設されていることを発見したといいます。

この迂回配管により取水量を過少に申告し、下水道使用料を偽ってきたということのようです。未払い期間は2004 年~2023 年。伊丹市や尼崎市に下水道使用料未納額として552 百万円を支払うことになったとのこと。

聞いたことのないような事案ですが、「迂回配管が地中に埋設されていた」ってのは明確に悪意ある行為ですよね。誰が指示してこんなことを?しっかり調査しないと。

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