売電価格の不正操作が報道されたエフオン。昨日書ききれなかった点をいくつか追記しておきます。なんだかこの会社、上場企業らしくないというか、ホームページとかを覗いてみても、あちらこちらに違和感を感じるんですよね。
同社の沿革
エフオンは1997年設立で、2005年には東証マザーズに上場を果たしています。2016年には東証一部へ指定替え。大株主は発行済み株式の32%を保有する日本テクノという会社です。同社は取引先としても大手のようです。
社長の略歴
まず最初に違和感を覚えたのが社長の略歴です。2005年にエフオンに入社されているんですが、その前が「三菱証券株式会社 部長代理」となっています。皆さんの会社でもそうだと思いますが、部長代理って名刺上の肩書きで、部に何人かいらっしゃるような感じですよね。マネジメントをする役割ではないケースがほとんどだと思います。
で、2005年に入社されて、2006年には取締役。2008年には代表取締役社長に就任されています。もの凄い出世ですね。証券会社時代の上得意のお客さんに引き抜かれたって感じでしょうか。証券界ではよくあるパターンですが。
その他の役員
次に違和感があったのが、同社ホームページでは役員が一切紹介されていないこと。普通は取締役と監査役までは少なくとも略歴付きで紹介されてるものですが、、、ここはなぜか。実際には社長以下取締役が8名(社外取3名含む)、監査役が3名いらっしゃいます。
内部通報者は
メディアに対する内部告発がきっかけで騒ぎになったようですが、その前に同社内での内部通報もあったようです。社外に情報が拡散してしまった今、通報者はどうなっているんでしょうかね。そのあたりも気になるところです。