ラサ工業 三本木工場で爆発事故(その2)

ラサ工業は1/13、「三本木工場における爆発事故に関するお知らせ(第3報)」を公表しました。消防、警察、労働基準監督署による合同実況見分が行われたのち、同日より同社による被害状況の調査が開始されたということです。

事故の概要

1/6午前8時50分ごろ、高純度赤燐工場の原料黄燐中の不純物を除去精製する工程において、熱暴走反応によると思われる爆発が生じたということです。爆発により飛散した黄燐の自然発火により、しばらくして制御盤及び制御盤に接続する電線の一部が燃焼しました。

高純度赤燐の原料となるのが黄燐なんですか。ふーん、よく分かりません。事故発生2時間半後には、飛散した黄燐の自然発火が無いことを確認し、消防による放水により制御盤等の火災は直ちに鎮火したそうです。被害はそう大きくなかったんですかね。

被害の状況

消防他の実況見分終了後、同社による被害状況確認の許可が出たため、13日より被害状況の調査をはじめとした復旧に向けた調査を開始したとのこと。人的被害については、第1報では「負傷者 1名(当社社員)」となっていましたが、今回は「負傷者2名(当社社員)。(現在、1名は火傷により入院中。軽症者1名は、通院後業務に復帰」と修正されました。

高純度赤燐以外の製品の供給に与える影響はなく、製品在庫への影響も軽微だったとのこと。1/17より出荷可能な製品在庫を順次出荷再開する予定だそうです。高純度赤燐は、半導体デバイスの製造に必要な原料。大事に至らなくて良かったですね。

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