元取締役監査等委員による不適切な指導が行われ、国家資格取得のため、虚偽の実務経験を申告させ、不正に資格取得を続けさせてきた水道機工。12/27、「(開示事項の変更)ガバナンス委員会設置に関するお知らせ」を公表しました。
委員長交代
この開示は、タイトルにもあるように、以前お知らせした開示について内容を変更するものです。何を変更したかというと、代表取締役社長が務めることにしていた委員長を、独立社外取締役で監査等委員である取締役に変更するというもの。
わずか一週間前の12/20に委員会の設置と委員長を公表したばかりでした。変更の理由は「ガバナンス委員会としての独立性をより強化するため」とだけ説明されています。ほぉ、どこからお叱り受けたんでしょうね。
親会社の東レにはあらかじめ知らせてるでしょうし、考えられるのは監督官庁からの指導ってところでしょうか。新たに委員長となる監査等委員の方は元銀行員みたいです。ガバナンスや当局とのお付き合いはお手の物でしょう。
もともと役員が率先して不正取得を続けてきたわけで、ガバナンス委員化の委員長に代表取締役社長、では説明が付きませんわな。委員長変更は当然だと思われます。ちなみに、この社長は今年6月に就任された方で、不祥事が発覚した当時の社長ではありません。
社長は引き続き
委員長は交代したんですが、社長も引き続き委員長として残られます。この社長は東レからの天下りさん。委員長は元富士銀行。そしてもう一人の委員である社外取締役も東レの出身者だそうです。子会社の宿命かもしれませんが、現場と乖離した委員会運営となりませぬように。
この話、委員長交替は至極当然の話として、真面目に切り込むと国交省・指定試験機関が仕事をしていないことを公にしなくてはいけない(他社・他の資格試験でも同様の話が)ので、国交省も匙加減が難しいです(笑)
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