関西スーパー 臨時株主総会における議決権行使の集計に係る疑義

関西スーパーマーケット(関西スーパー)をめぐる、大手百貨店エイチ・ツー・オーリテイリング(H2O)と食品スーパーのオーケー株式会社による争奪戦。臨時株主総会が開催され、関西スーパーとH2Oグループとの経営統合は僅差で可決されました。が、しかし。

オーケーの主張

オーケーは11/8、「関西スーパー様の臨時株主総会における議決権行使の集計に係る疑義の判明について」を同社ホームページで公表しました。なんと、集計作業に疑義が、、。

集計作業終了後、関西スーパーの判断として、「棄権」として扱われていたある株主の議決権を「賛成」としてカウントしなおしたというもの。これにより、「僅差で否決」となっていた結果を、「僅差で可決」にひっくり返した、という主張になっています。

関西スーパーの主張

一方の関西スーパーも、11/9、「当社の臨時株主総会における議決権行使の集計経過に関するお知らせ」を公表し、オーケーの主張に反論しています。集計結果を修正したことは認めつつ、次のような主張を。

総会における集計の途上、ある株主から総会受付に対し、自らの投票が事前に行った賛成の意思表示のとおり取り扱われているか確認してほしい旨の申出があった。集計作業終了前のことであり、当該株主からの依頼にこたえて、白紙投票=棄権、を賛成票と集計しなおした。というものです。

関西スーパーは、「株主様が投票時に示された議決権行使の意思表示を正確に反映して集計を行ったものであり、この取扱いの適法性に何らの疑義もございません」とも。いやぁ、凄いことになってきましたね。上記はかなりザックリ書いていますので、皆さんもぜひ両社の主張を読んでみてください。どちらもA4、2ページ前後の書き物です。

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