KADOKAWA ランサムウェアの身代金を支払ったの?

ランサムウェアを含む大規模なサイバー攻撃を受けたことを公表したKADOKAWA。今も混乱は続いているようで、特設ポータルサイトで6/22、「一部報道について」を公表しました。NewsPicksが報じた、「ハッカーが要求する『身代金』の全容」という記事に対するもののようです。

NewsPicks(ニューズピックス)

NewsPicks(ニューズピックス)は、日本のソーシャル型オンライン経済メディア、ニュースサイトで、創業は2015年4月なんだそう。株式会社ニューズピックス(株式会社ユーザベースのグループ会社)が運営しています。ユーザベースは昨年上場廃止となった企業ですね。

記事の概要

記事では、「KADOKAWAは既に取締役会の決議を経ることなく身代金を払ったものの、犯人が追加の身代金を要求している」といったことが書かれているようです。問題はNewsPicksのこの記事の情報源が犯人側だということのようです。確かに犯人の主張により事実かどうかも分からず記事にされたんじゃたまりません。

KADOKAWAは「一部報道について」の中で、「サイバー攻撃を助長させかねない報道であり強く抗議するとともに、損害賠償を含めた法的措置の検討を進める」としています。が、ちょっと引っ掛かるのがこの抗議文の中で、身代金支払いの事実については否定していないんですね。身代金支払い自体が犯罪を助長するだけですし、矛盾した主張に見えてしまいます。本当に支払っちゃたんだろうか?

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