ダイワボウホールディングス 決算発表を延期 特別調査委員会も

子会社ダイワボウノイにおける不適切な取引を調査している特別調査委員会。10月末をめどに調査結果等を公表予定としていましたが、10/30、調査期間の延長が公表されました。また、これを受けて、同社が11/5に予定していた第2四半期の決算発表も延期です。

調査の状況

調査委員会がこれまで調査過程で得た情報は、守秘義務により同社には開示されていないということで、調査の状況については明かされていません。調査期間の延長に関しては次のような説明がされています。

「現状においてより徹底的に深度ある調査を継続していることから、本件調査の完了までは想定以上に工数、時間を要することが見込まれており、・・・」

吸収合併により消滅している企業だけに調査が進めにくいというのはあるかもしれませんが、上記の表現は、かなり深~い不正が行われていた雰囲気を漂わせてますね。

決算発表のスケジュール

今回の決算発表は第2四半期決算です。そのため、四半期終了(6/30)から45日以内に四半期報告書を提出すれば問題ありません。つまり11/14までに提出(決算発表)できればOKですね。そこまでに提出できる可能性はあるので、延長申請には触れていません。

最近、上場廃止の危機に陥る企業が多いですが、ダイワボウHDの場合も最悪同じ状況になり得ます。11/14までに提出できそうになければ、四半期報告書の延長申請をするでしょうし、それが認められると通常は1ヶ月くらいは時間が稼げます。12月中旬ですね。

例えば延長が12/14まで認められたとしましょう。それでも提出できないとなった場合、延長後の期日から8営業日目、つまり12/24(クリスマスイブ)までに四半期報告書が提出できないと、上場廃止が決定します。サクサや理研ビタミン等で見てきたヤツです。

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