空飛ぶクルマ

先日、日本経済新聞に「空飛ぶクルマ、年内に有人実験 スカイドライブ」という記事がありました。最近よく聞くようになったこの「空飛ぶクルマ」という表現に、kuniは違和感を覚えるのです。kuniが若いころから、SFやアニメにも登場する、人類の夢であったわけですが、、、。

クルマじゃなくね?

まだまだ開発中であったり、企画段階だったりするので、あくまでイメージ写真みたいなものしかないんですが、どれもこれもクルマには見えないんですよね。垂直上昇して飛び立つタイプはどう見てもヘリコプターを小型化したイメージ。もしくは今流行っているドローンを大型化して人が乗れるようにしたもの。

そんなふうにしか見えません。滑走路を必要とするタイプにいたっては、それ飛行機でしょ。って感じです。見た目のスタイルもそうだし、滑走路を必要とすること自体が飛行機。にもかかわらず、やたらと空飛ぶクルマという表現にこだわるんですよね。これって、なんなんでしょ。

空飛ぶクルマとは、時速100km以上で一般道から高速道路まで走ることが可能で、当然家族4人が乗ることができる。動力がエンジンか電動かは問わないけども、自動車として走行中に必要な時はそのままサクッと飛びたてる。kuniの空飛ぶクルマのイメージです。

そんな中でも日本のスカイドライブは空飛ぶクルマに一番近いかもしれません。コンセプトは世界最小サイズ、公道から離陸可能で、直感的に操縦可能。仕様も公開されていて、全長3,600mm、全幅1,700mm(飛行時3,100mm)、全高1,100mm。飛行速度100km/h、走行速度60km/h、電動で二人乗りだそうです。

新たな都市交通の覇権争い

なんていう華々しいタイトルまで記事では踊っていましたが、日本の都市の上空をホントにこんなもん飛ばすつもりなんだろうか。どこへ行くのにも困らないほどに公共交通は発達しているし、日本ではどれほど需要があるんでしょう。離島や交通の便が悪い山間部への交通手段としては、魅力的だと思いますが。

笑顔は強力な武器

9/23付け日本経済新聞 「こころの健康学」というコラムのタイトルです。言い古されてきたことなんですが、ホント、笑顔の効力はすごいですね。先月、全英女子オープンで「スマイルシンデレラ」と表現された試合中の渋野日向子選手の笑顔が取り上げられています。

アウトサイドイン(外から内へ)

アウトサイドイン(外から内へ)とは、笑顔になるとこころが明るくなるし、背中をスッと伸ばして姿勢を正すと気持ちがしっかりしてくる。表情や姿勢といった自分の外側(アウトサイド)の状態が、こころや気持ちといった自分の内側(インサイド)の状態に影響するからだそうです。

また、全英女子オープンで聴衆が盛んに笑顔で渋野選手を応援するようになったのは、渋野選手の笑顔が聴衆に伝染していったからだとも指摘されていました。その聴衆の笑顔が渋野選手に伝わって、それがまた力になったとも。認知行動療法研修開発センター 大野裕氏の指摘です。

渋野選手、8打差逆転V

同じ23日のスポーツ面で、その渋野選手が8打差をひっくり返して逆転勝利という記事がありました。大野氏のコラムを証明してみせるかのような大活躍です。観衆の笑顔だけではなく、天候までも味方につけた逆転勝利だったと伝えられていました。

いやいや、笑顔ですかぁ。kuniの一番苦手な表情なんです。笑わないわけではないんですが、意識して笑顔が作れない、、、というか苦手意識があるんですね。kuniの身近にも笑顔のとても素敵な人がいるんですが、そういう人、あこがれますよね。

コラムで紹介されていたこと以外にも、免疫力が上がるとか、がんの予防になる、ストレスを解消させる、とかとか、いろいろと効果があるらしいです。しかし、この年になって鏡見ながら笑顔の練習ってのも、、、なんだかねぇ。

豚コレラ ワクチン接種 OIEからの「清浄国」格付け

9/20付け日本経済新聞で「豚コレラ対策、ワクチン接種へ」という記事がありました。豚コレラに有効なワクチンあるなら何で使わないのよ、と思ったわけですよ。実はワクチン使いたくても簡単には使えない、深~い訳があったんですね。kuniの勉強不足でした。

OIE(国際獣疫事務局)

OIEは1924年に設立された獣疫に関する国際組織で、世界182ヵ国が加盟しています。国際的な家畜の安全基準を定めたり、それらに基づき安全な国かどうかを認定するなどして、国際的な家畜の取引を安全衛生面から支えている機関、といったところでしょうか。

このOIEによる「清浄国」という格付けが重要ならしく、この格付があると欧米などの同じ「清浄国」への輸出が可能になるとのこと。また、「非清浄国」からの輸入を拒むこともできるようです。

清浄国認定の要件

今回日本がワクチン接種を躊躇してきたのは、「ワクチンを使用している=非清浄国への格下げ」、という規約があるからのようです。ワクチンを用いない防疫体制が確立されていることで、「清浄国」のお墨付きがもらえるということですね。

また、最初の豚コレラ発生から2年以内に感染が収束しない場合は、ワクチンを使用しないでも「非清浄国」になるようです。既に発生から1年が経過しています。

農林水産省の判断

ワクチン接種に踏み切れば、OIEの「清浄国」の格付けから外されることになり、日本からの輸出全体が制約を受けることになる。だから、ワクチン接種はしないという判断。これがとうとう、地域を限定した接種であれば、それ以外の地域はOIEから「清浄」と認められる可能性がある。というビミョーな判断に方針転換。

何やら後手後手にまわるところ、台風15号に対応した東京電力のような感じですね。ここまで1府7県にまで拡がり、殺処分された豚は13万頭に上ります。残された時間もあと1年。このままだと輸出できなくなる前に、輸出する豚がいなくなってしまうのでは?

トンボの姿を見かけない

9/16付け日本経済新聞のコラム「私見卓見」のタイトルです。このコラムは一般読者の方が投降した記事を紹介してるんですね。結構いい話が出てきます。今回の「トンボの姿を見かけない」も、非常に納得のお話でした。

蛍の姿を見かけない

kuniが小学生のころ住んでいた田舎。自宅のすぐそばには小川が流れていて、夏は蛍が普通に見られました。ごくたまにですが、家の網戸や蚊帳に飛んでくることも。しかしやがて蛍を見る機会は減っていき、引っ越しを機に二度と見ることがなくなりました。

ギンヤンマ オニヤンマ

一方、トンボはその後もたくさんいたような気がします。シオカラトンボ、麦わらトンボはもちろん、イトトンボ、赤トンボにギンヤンマ、オニヤンマ。近所の水田で、kuniが実際に捕まえたことのあるトンボだけでもこれくらいは思い出せます。

ギンヤンマやオニヤンマは体調もデカく、これを捕まえると子供たちの中でもヒーローでしたね。こいつら、なかなか獰猛で、共食いなんかもします。捕まえるときは田んぼのあぜ道で、虫取り網をブンブン音を立てて振ってやるんです。すると、縄張りを守るためなのか近くに威嚇するかのように飛んできます。そこを捕まえる。というか、振ってる網に飛び込んでくるイメージかな。

ホントに最近見てない

大きく脱線してしまいました。10年ほど前に家を建て、今の街に引っ越してきたんですが、それからトンボを見かけてないような気がします。東京には水田がないので、もともとトンボが住むには厳しい環境だったのかもしれないけど。

コラムでは、「人間の住む環境が悪化すれば、そこに生息するトンボは環境に弱いものから順に滅び、最後にはほとんどの種類のトンボを目にできなくなる。」と言っていて、最後には次のようなドキッとするコメントが。

「トンボが飛んでいるということは、とりもなおさず人間が住むに適した環境であることを意味する。」、、、「周りにトンボが生息し続けているか、トンボを目にできるか。それは、人間の住む環境を判断するうえで大事な指標といえる。トンボが周りに飛んでいれば誰しもハッピーになれる。」

安倍首相 通算在職日数 最長を更新?

8/24 日本経済新聞に、「安倍首相の通算在職日数が2798日と、佐藤栄作氏に並んだ」との記事がありました。このままいくと11月には憲政史上最も長かった桂太郎氏を抜いて1位になるとも。また、連続在職日数でも1年後には歴代トップになるそうです。

通算在職日数TOP5

このまま安倍首相が通算在職日数1位になるとして、5位までの顔ぶれは、2位は桂太郎氏、3位が佐藤栄作氏、4位が伊藤博文氏、5位が吉田茂氏となります。ちなみにここまでが2600日以上です。6位には小泉純一郎氏が入るんですが、1980日と上位5人からは大きく引き離されます。

なんでkuniが珍しく政治のネタを書いているかというと、この5傑のうち吉田茂氏を除く4人がkuniと出身地が同じ山口県出身の政治家なんですね。スゴイでしょ、これ。別にkuniがスゴイわけではありませんが。それでもやっぱり同県人として、誇らしいものです。

山口県からは初代首相の伊藤博文をはじめ、8人の宰相が出ています。山形有朋、桂太郎、寺内正毅、田中義一、岸信介、佐藤栄作、安倍晋三の8人です。ちなみに歴代首相の出身地で最も多いのが山口県で、2位が岩手県、東京都でいずれも4人です。

連続在職日数

通算ではなく連続在職日数でも安倍さんが2432日、1位の佐藤栄作氏が2798日ということで、来年にはこれを抜くだろうというわけです。安倍氏が最初に首相に就任したのは2006年でしたが、体調の不良などで第一次安倍政権は1年で終わっています。その後2012年に復活していますので、連続在職という数字が別途あってややこしくなってます。

ちなみに安倍晋三首相が、自民党総裁としての任期(2021年9月末)まで首相を務めたとすると、通算在職日数は3567日になるそうです。4期目を求める声もあるようですが、どうでしょう。ここまできたら、狙うのは大叔父の佐藤栄作氏が受けたノーベル平和賞くらいですかね。対イラン、、、力が入ります。