ご報告

熱いですねぇ。これって年齢のせいなんでしょうか、毎年夏が熱くなっていってるような気がします。

ご報告です。
実家に残していたおふくろが、どうやら認知症が進行し始めてきたようなんです。もう90歳近い年齢なのでしょうがないんですけどね。実家を離れて東京暮らし、これまで40年近く好きにさせてもらってきたんですが、どうやらそのツケが来たようです。

ということで、今日から山口県の実家に帰ります。で、その実家というのが、「ポツンと一軒家」って程ではないんですが、かなりの田舎で、ネット環境すらないんです。いまどきそんな場所が?って思われるかもしれませんが、ばあさん一人で住んでましたからネット環境なんて当然不要だったわけです。

実家に戻ったらネット環境を整えるつもりですが、少々時間がかかりそうな感じ。そのため当面の間ブログの更新ができなくなります。本日はそのご報告です。これまでお読みいただきありがとうございました。何とか一か月以内に更新再開したいと思ってます。その時はまたぜひお越しくださいませ。

カメは老化しないのか

日本経済新聞は7/17、「『老化』知らぬカメの一群 生物の宿命ではない可能性」という記事を掲載しました。当ブログではあまり取り上げたことのないサイエンスの世界の話題。生きとし生けるもの、必ず老いていくもの。と習って、それを疑ったことなどありませんでしたが・・・。

老化 の定義によるのだろうけど

日経によると、「老化は自然の摂理で、生物の宿命ともいえる。ところが、その運命から逃れ、老化とはほとんど縁の無いカメの一群が見つかった。生物の新たな側面に光を当てる発見に、生き物好きの間ではカメの話題で持ちきり」なんだそう。世界から1200以上の動物園や水族館が関わる非営利組織「スピーシーズ360」という機関がそう唱えているらしいです。

カメでも加齢で死亡リスクは上がるようですが、極めて遅くて傾向がつかみにくいとのこと。「特定の年齢間隔でみると死ぬ割合は同じ」。事実上、老化はないということです。一般の生物は大人になると成長をやめます。繁殖にエネルギーを注ぐため。それと引き換えに体内で傷んだ細胞の修復作業がおろそかになり、老化が進むのですが、カメは成熟しても成長が止まらないと。

で、結局

記事では老化が認められないとする説を肯定的に捉えているものの、「老化しない」とも言い切っていません。読み進めていくと「生物の宿命ではない可能性」については少々希薄化していく感じ。

日本には「鶴は千年、亀は万年」などと言いますよね。動物の中で、寿命が長いとされる鶴と亀が代表として、めでたい物の象徴になっているわけです。もともと寿命がメチャ長い亀のことだから、現代人が持っているデータでは老化が測り切れなかった。ってだけの話のような気もします。

が、それでも老化と無縁な生物がいて、人類の不老不死を実現する手掛かりになるんだとすれば、、、という夢を持つのも悪くないですね。長生きが幸せかどうかはともかく。

この日本で元首相が撃たれる?(その2)

安倍元首相が銃撃され亡くなってしまいました。各テレビ局は特番を組んでゴールデンタイムは全てこのニュースで埋め尽くされてましたね。皆さんはどんなふうにご覧になりましたか?kuniもすべてを見たわけではありませんが、大きな違和感を覚えました。

民主主義の根幹を・・・

各メディアの伝える特番で、いやというほど聞いたのが、「民主主義の根幹を揺るがす蛮行・・・」みたいな論調。確かにおっしゃってることに間違いはないと思うのだけれど。それ以前に日本の最も優秀な政治家の命が奪われてしまったことの方を全面に出してほしかったです。

海外の元首脳や現首脳たちが口をそろえて安倍さんの政治的な手腕や人柄を褒めたたえ、彼を失ったことへの失望を嘆いているのと対称的に、日本のメディアは「民主主義の根幹を・・・」と伝えていたように感じました。日本のメディアは、それでもまだ彼を叩いてきた軸足を残したまま。そんな感じ。

犯行を誘発したのは

歴代最長政権を維持した安倍元首相。その終盤では、「もりかけ」やら「桜を見る会」など、どうでもいいような問題がメディアによって大々的に取り上げられ、視聴率のためのエサにされていました。結局日本のメディアは安倍降ろしに心血を注いできたわけです。

そうしてメディアが作り上げた安倍氏の虚像に対して、一部の国民は憎悪を抱いたのでしょう。そしてその中には、完全に壊れた奴も混じってきます。こんなふうにメディアの論調に担がれるかのように憎悪を増幅し、犯行に及んだんじゃないのか。って考えていくと、メディアの責任は重大だなと。

だから報道特番では日本の稀有な政治家安倍氏ではなく、民主主義の根幹を・・・、に置き換えて大々的に取り上げてたんじゃないかと。そんなふうに感じた次第です。あっ、それからもう一つ。20年も前に辞めてるのに、犯人を元自衛官と報道するメディアの感覚も異常としか・・・。

この日本で元首相が撃たれる?

7/8、午前11時半頃、「街頭演説をしていた自民党の安倍晋三元首相(67)が襲われた」というニュースが流れてきました。その直後には「安倍元首相、撃たれ心肺停止か 襲った41歳男逮捕」というニュースが。撃たれて心肺停止?。一瞬耳を疑いました。

SPや県警は?

参議院選の応援演説で訪れていた、奈良市、近鉄大和西大寺駅の北口での事件です。駅前で、それも真昼間に。ありえないですよね。SPと奈良県警はいったいどんな警備をしていたのか。総理経験者にはどこに行くにもSPが張り付いているはず。なのに、どうして。

やっぱり、日本は平和ボケしてたんでしょうか。そんなことを考えてて、自分でも思い当たるところがありました。このところアメリカでは毎月のように無差別襲撃事件が起きていて、大勢の罪なき人々が命を落としていました。めちゃくちゃ悲惨な事件です。

そうしたニュースを見ていても、あれはアメリカでの出来事。という感覚が自分の中にもあったのかも。ウクライナ侵攻についても同様かも。日本ではそんなことは、、、っていう感覚がありましたね。SPや県警の対応は批判されるだろうけど、国全体にそういう感覚(これを平和ボケと言っていいのかよく分かりませんが)があったように思います。反省です。

安倍氏の容態

安倍氏の容態については、この原稿を書いている段階では「心肺停止か」としか触れられていません。個人的には日本に必要な政治家だと思っています。何とか一命をとりとめていただきたい。

(追伸)残念ながら午後5時3分に死亡が確認されたそうです。ご冥福をお祈りいたします。

堀江謙一さん83歳 世界最高齢ヨット単独無寄港太平洋横断に成功

6/4の朝、凄いニュースが飛び込んできました。世界最高齢でヨットによる単独無寄港の太平洋横断に挑戦していた海洋冒険家、御年83歳の堀江謙一さんが、紀伊水道のゴールに到着したというニュースです。

2か月以上も

ことし3月末にサンフランシスコを出発して2か月余り、69日間で航海した距離はおよそ8500キロにおよぶそうです。これまでの記録を10歳以上更新して、世界最高齢での単独無寄港の太平洋横断を達成したことになります。おめでとうございます。

若い人はご存じないかもしれませんが、この堀江さん、60年前、1962年に世界で初めて、ヨットで日本からアメリカ・サンフランシスコへの単独の太平洋横断に成功した方なんですね。kuniもその当時の記憶が結構鮮明に残っています。が、よく考えるとkuniは生まれて間もないころ。なんで記憶に残っているのか不思議です。

堀江さんはその後1974年には、一度失敗していた西回り単独無寄港世界一周も成功されています。kuniの記憶に残っているのはこっちの偉業かもしれません。

60代なんかまだまだ

まぁ、そんなことはともかく、今回も間違いなく偉業です。83歳ですよ、83歳。60歳や65歳定年を迎えて第一の人生を終え、燃え尽きた感をお持ちのみなさんにとってガツンと活を入れられた感じのするこのニュース。83歳でこんなことが実現できるとあれば、まだまだ20年くらいは何にでも挑戦できるってことです。

別に世界一になる必要はないわけですが、これから夢をもって何かを実現しなきゃってことですね。今の時代の60代ってまだまだ大きな可能性を残しているってこと。いやぁ、勇気をいただきました。