情報通信研究機構は10/9、「太陽面で大規模な爆発が発生、地球方向への高速コロナガスの噴出を確認」と公表しました。10月9日(水)10時56分に、太陽面中央付近に位置する黒点群13848において、大型の太陽面爆発現象(太陽フレア)の発生を確認したとのこと。
太陽フレア
太陽フレアとは、太陽の黒点付近で生じる爆発現象のことで、強い紫外線やX線、電波等が放射されるほか、太陽の上層大気であるコロナガスが放出され、地球に到来すると大規模な宇宙環境変動を引き起こすこともあります。
この現象に伴い、地球方向への大規模なコロナガスの噴出および高エネルギーのプロトン粒子の増加が確認されているといい、2~3日以内に、コロナガスが地球に到来・通過することが予測されています。
そのため、地球近傍の宇宙環境や電離圏、地磁気が乱れる可能性があり、通信衛星、放送衛星などの人工衛星の障害や、GPSを用いた高精度測位の誤差の増大、短波通信障害の影響などが生じる可能性があります。
この影響について、情報通信研究機構は、コロナガスが地球方向へ放出されており、日本時間10月10日(木)の深夜以降に到来すると予測。数日間にわたり、上記の影響が続く可能性があるとしています。10/3にも同じレベルの現象が起きてましたが、皆さんお気を付けください。