MyJCB Amazon をかたるフィッシング詐欺メール

フィッシング対策協議会は、4/10に「MyJCBをかたるフィッシング」、さらに4/14には「Amazonをかたるフィッシング」の情報について公表しています。外出を自粛し、ECサイトでの買い物も増加するなか、フィッシングの手口もどんどん進化しています。

MyJCB

MyJCBというのは、JCBカードの利用状況とかを確認できる顧客のアカウントです。カードを利用される方なら多くの方が使用されていると思います。JCBの会員だけをターゲットにしているのかどうか分かりませんが、「MyJCB Express News 重要な通知となります」というタイトルのメールが届きます。

メールの内容は、「お客様のアカウントで異常なアクティビティが検出されたためJCBアカウントを停止させていただいております。アカウントにログインして画面の指示に従うことで、アカウントのロックを解除していただけます。(一部のみ抜粋)」というもの。

そのとおりに実行するとID、パスワード、カード番号、セキュリティコードなどを抜かれてしまうという仕掛けです。誘導される偽のMyJCBのサイトも精巧な作りのようです。これは引っ掛かりそうですね、、、皆さんお気を付けください。

Amazon

こちらは、「インドネシア・ジャワ州から新しいデバイスでサインインを確認しました。これがあなただったら、このメッセージを無視することができます。」という内容です。これもっとヤバいですね。海外で不正に利用されそうだと思うと、つい反応してしまいそうです。

こちらも偽サイトに誘導して、Amazonのアカウント設定画面にてパスワードの変更を促し、そのパスワードを抜いちゃうわけですが、10分間だけ有効なワンタイムパスワードなんかも使われています。それでなくても急がなきゃ、って思った人をさらに急かすわけです。

前述のMyJCBのフィッシングメールは、少しだけ日本語が変な表現になっている部分があり、フィッシングに気付けるかもしれませんが、Amazonの方は誘導される画面遷移すべてにおいて違和感がありません。こちらも皆さんお気を付けください。

あと、楽天をかたる手口も発見されているようです。

ベネッセ Classi 不正アクセスで情報122万件流出

ベネッセホールディングスとソフトバンクグループの合弁会社であるClassi株式会社は、同社が提供する教育機関向けのSaaS「Classi」について、外部からの不正アクセスを受けたと公表しました。ベネッセと情報漏洩、と聞くとピクッとしてしまいますよね。

122万件かぁ

同社のお知らせによると、この不正アクセスにより閲覧された可能性があるのは、Classiを利用するためのID122万人分と、暗号化されたパスワードの文字列。そして、先生方の自己紹介文2031件だそうです。パスワードは暗号化されていて、パスワード自体は大丈夫としていますが、念のためパスワード変更を、、、とお願いしています。

Classiとは

kuniはこのサービス全然知らなかったんですが、高校生のお子さんをお持ちの方たちはよく知ってる存在なんでしょうね。「Classiは全国の高校の2校に1校で利用されている、学校ICT化を多角的にサポートする教育プラットフォームだそうです。導入している高校は2500校以上だそうで。

新型コロナの影響で休校。米国では在宅でネット授業が受けられるみたいなニュースを見ますが、日本にも良いサービスがあるんですね。Classiを学校授業の代替として臨時採用、残りの半分の高校にも導入させましょうや。

って、簡単に言ってますが、このサービスの中身良く分かりません。ホームページで結構詳しく説明されてるんですが、使ったことのないものは説明が難しいですね。ただ、いずれにしても休校中の学生のサポートができるプラットフォームになりそうです。

ベネッセホールディングスが情報漏洩?みたいなノリで書き始めましたが、新型コロナのせいで記事の内容は全く想定外の方向へ行ってしまいました。

新型コロナウィルスでリモートワーク Web会議サービス

「他人との接触8割減」ですかぁ。会社に出社してたんじゃ難しい。リモートワークというか在宅勤務でもしないと、接触率なんか下がりませんわ。ということで当然リモートワークが増え、大人気なのがWeb会議サービスです。今回の騒ぎで初めて知りましたが、意外にこのサービス種類がたくさんあるみたいですね。

テレビ会議システムとWeb会議サービス。この違いも考えたことありませんでしたが、どう違うのか。テレビ会議システムは専用の機械を必要とし、導入費用も高額です。Web会議サービスはWebを介して、パソコン上でテレビ会議と同じことを実現するサービスなわけです。

SkypeやGoogleハングアウト、ZoomといったWeb会議アプリ。この辺りが定番ですかね。ちょっと調べただけでも20種類くらいは出てきます。去年のデータではブイキューブが国内首位ということでしたが、今はどうなんでしょう。Zoomが勢いありそうですね。

Zoomの脆弱性

実はこのZoomというサービス、一度使ってみようと思っていた矢先、脆弱性が利用される「Zoom-bombing(ビデオ爆弾)」と呼ばれるサイバー攻撃のニュースを知りました。オンライン会議やウェビナーの最中に、突然わいせつ画像や音声が不正投稿されるというものです。

こうした事件を受け、シンガポールではZoomの使用を禁止したとか。台湾やドイツでも使用を制限するといった動きがあるそうです。このことに対して、CEOは謝罪し、向こう90日間は新機能を追加せずに、問題修正に専念すると発表しました。

使い勝手が良いからこそ利用者が急増したわけですから、脆弱性を克服してより良いサービスにしてほしいものです。90日待って、使うかどうか決めたいと思います。

新型コロナウィルス 温暖化ガス急減とデータソリューション

昨日の日本経済新聞、まぁ新型コロナウィルスの話題がテンコ盛りでした。っていうかほかの話題を探すのに苦労するくらい。そんな中で二つの話題が気になりました。新型コロナウィルスの世界的流行で温暖化ガスの排出が急減しているという話題と、感染防止対策としてのデータソリューションの話題です。

温暖化ガス急減

確かにそうですよね。航空便は相次ぎ欠航してますし、工場は停止、外出禁止や自粛で自動車も減ってます。記事では中国の2月の温暖化ガス排出量が前月比25%減少したと伝えていました。社会や経済が完全にマヒして、青い空が戻ってきました。

新型コロナウィルスについては、人間が自分勝手に生活圏を拡大し、地球を自分たちにとって都合の良い環境に作り替えてきた反動である、といった論調をよく見かけます。温暖化ガスの急減という話題を見て、地球による自己浄化が始まったんだろうか、、、と考えさせられます。。

まさか最も小さな生物にここまでやられてしまうとは、って感じですね。(ウィルスは正確には生物ではないらしく、「非細胞性生物」だとか「生物学的存在」などと分類されるそうです。)

ヤフーのデータソリューション

とまぁ、うなだれてちゃダメですね。もう一つの話題は人類が最も最近手に入れたビッグデータの活用という新技術の話題です。政府が協力を呼び掛けていた利用者データの提供に、ヤフーが応じることになったというニュースです。

ヤフーでは100を超えるサービス(検索やメディア、ECなど)があり、月間5000万人が利用しているそうで、日本最大級の膨大なデータ量とバリエーションを誇っているとのこと。このデータをAIで分析した結果が政府に提供されるんだと思われます。

もちろん、個人を識別できないよう配慮されるはずですが、このデータを利用して、感染拡大やクラスターの発生をどんなふうに阻止していけるのか。中国のように個人の行動まですべてを管理、規制していくことはできませんが、この新技術、期待したいですね。

ベネッセコーポレーション 個人情報1件500円 → 3,300円 東京高裁判決

ベネッセコーポレーションの個人情報流出事件を巡り、顧客らが同社とグループ会社のシンフォームに損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は約160人に1人あたり3,300円を支払うよう両社に命じました。

一審の東京地裁では請求を棄却されてたようですが、今回は勝訴。さらに別の訴訟の判決でも、シンフォームだけに賠償を命じた一審判決を変更し、450人に同額を支払うよう両社に命じたとのこと。

ベネッセの個人情報漏えい事件

2014年にベネッセ(進研ゼミの会社)の委託先の契約社員が個人情報を不正に外部に持ち出し、3000万件を超える個人情報が名簿業者に売却されるという事件が起きました。この事件の被害者に対し、ベネッセは金券500円を配ったというお話です。

万が一個人情報が漏えいしても、1人あたり500円くらいなら、、、ということでインパクトがなく、日本ではサイバー保険が浸透しないという記事を以前書きました。3,300円が妥当な金額かどうかはともかく、一気に6倍になったわけですね。

欧米に比べるとかなり見劣りする水準かもしれませんが、被害者がベネッセ側に賠償を求める訴訟は他にもまだあるようです。もう一段高額の判断が今後出るかもしれません。

サイバー攻撃に対するリスク感覚

個人情報漏洩の価値というかリスク、1人3,300円で何か変化が起きるでしょうか?まだ今回の水準では日本企業のリスク感覚に大きな変化はないんでしょうね。これによりサイバー保険が一気に人気商品になったり、どこかのサイバーセキュリティソフトの会社が姿勢を正すことも、、、あまり期待できないかな。