7/20、日本経済新聞は、「牛襲うヒグマ『OSO18』 写真公開 北海道、DNA型特定」と報じました。北海道東部で放牧中の牛を次々と襲撃し「OSO(オソ)18」と名付けられているヒグマについて、標茶町(しべちゃちょう)が、町内で撮影されたカラー写真を公開したとのこと。近くに残された体毛をDNA型鑑定し、初めて特定できたんだそう。
OSO18
結構鮮明なカラー写真で、自動撮影カメラで撮影に成功したんだとか。しかし、これって、一般に公開されてもなぁ、って感じです。山で出会った熊がこの個体でなければ安全ってわけでもないしね。
この「OSO(オソ)18」というのは、人間による唯一の目撃を伴って白昼に被害が発生した標茶町下「オソツベツ」の地名と、前足の幅が18センチメートルであることから命名されたコードネームなんだそうです。別名忍者グマとも呼ばれ、追跡や捕獲ができない賢いクマみたい。非常に用心深く、夜間に活動し、罠や猟銃を避ける能力を持っているといわれてるそうです。
オスのヒグマで10歳前後、体長は約2~2.2メートル、体高は約1~1.2メートル。体重は300キログラムと推定されています。デカいっすね。この数年間で66頭の牛を襲い、うち32頭が殺されたということです。調べた限りでは、今のところ人間を襲ったという記事は出てきませんでした。
ただ、過去に山菜採りのため山林に入った60代の男性がヒグマに襲われて命を落としていて、これがOSO18の仕業ではないかとの見方はあるらしいです。今さらですが、北海道東部にお住いの皆さん、気を付けてくださいね。