アマナは7/3、「特設注意市場銘柄の指定および上場契約違約金の徴求に関するお知らせ」を公表しました。東京証券取引所より特設注意市場銘柄に指定されるとともに、上場契約違約金の徴求を受けることとなりました。
開示の概要
次から次へと不正が発覚してきたアマナ。今回は東証から特設注意市場銘柄に指定され、上場契約違約金960万円を徴求されることになりました。まぁ、ここまでの流れで当然に採られた措置なんですけどね。
これまでの不正の数々についてはもう書きません(過去記事ではいくつか紹介しています)が、特設注意市場銘柄に指定されたことで、ここから原則として1年間の改善期間の後、それでも内部管理体制等に問題があると認められた場合は上場廃止となります。
おちろん、その一年間の間であっても、実地調査等で内部管理体制等の改善見込みがなくなったと認められた場合には上場廃止となる可能性も。
東証としては上場企業のガバナンスとして最低限の水準を求めるためにこうした措置を採っているわけですが、一方で同社の経営、業績はさらに予断を許さない状況。債務超過で赤字続きはもちろんですが、毎期売上高が減少しているという厳しい現状です。
これ以上損失を被る投資家を増やさないためにも、もうそろそろええんちゃうの?現経営陣の意思で廃業という選択もあると思うんやけど。