東京ガス子会社 不正アクセスで個人情報416万人分流出

東京ガスと子会社東京ガスエンジニアリングソリューションズ(TGES)は7/17、「不正アクセスによるお客さま等に関する情報流出の可能性についてお詫びとお知らせ」を公表しました。子会社TGESのネットワークに不正アクセスがあり、一般消費者の個人情報約416万人分が流出した恐れがあるということです。

東京ガス 東京ガスエンジニアリングソリューションズ(TGES)

今さら説明は不要かと思いますが、東京ガスは国内首位、世界でも有数の規模を誇る大手都市ガス会社です。もちろん、東証プライム上場企業です。そして子会社のTGESは資本金140億円、従業員数2,000人ほどの東京ガス100%子会社です。

情報流出の概要

流出したとされているのは、①東京ガスまたはTGESの取引先である個人の情報等(90人分)。②TGESの従業員等の個人情報(約3,000人分)。そして最も深刻なのが、③業務委託元から提供を受けている一般消費者の方の個人情報で、約416万人分となっています。

「業務委託元から提供を受けている」とあるように、東京ガスとの「家庭用の都市ガス、電気等の契約情報」は含まれてないようです。つまり、東京ガスと取引のある個人ではなく、全く別の企業(TGESに業務委託した)に登録された情報ってことなんでしょうね。

ってことはこの416万人分はこのあと、「弊社のお客様情報が委託先のTGESから流出しました」みたいな開示が相次ぐってことですかね。京都の「イセトー」の事案と同じですね。