フロッピーディスクの提出を求めていた行政手続き?

河野太郎デジタル相は14日の閣議後の記者会見で、撤廃を進めてきた「アナログ規制」のうち、法令などでフロッピーディスクの提出を求めていた行政手続きが6月中に全廃されると明らかにしたそうな。おいおい、まだそんなことしてたんかい。

なんとも時代遅れな

行政における「アナログ規制」の撤廃に向け、地方自治体が条例改正の参考にする手引書を公表したのが、2022年11月でした。にもかかわらず、フロッピーディスクでの提出を義務付けている省庁がまだ存在するとは。

フロッピーディスクの提出を求める手続きは当初1034件あったそうですが、環境省が省令改正の手続きを進めている1件を除き、これまでにすべて廃止されているそう。あと1件かもしれないけど、この時代にフロッピーディスクなんて、、、。フロッピーディスクってまだ売ってんの?

そもそも若い人たちはフロッピーディスクなんて知らないでしょ。日本は時代遅れの技術に固執するオフィス文化でも悪名高い、と海外からも注目されてきたんだそうです。ファックスによる行政手続きや手書きの申請なんかもそうだよね。

ファックス、フロッピーディスク、おじさん世代には懐かしい話題だけど、どんどん変えていきましょうや。デジタル化でシステム障害が、なんて心配もあるかもしれないけど、トライアンドエラーで良いじゃない。多くの人に使われる技術だからこそ進化もあるわけだし。

フィッシング詐欺メール なぜか突然減少

世の中では不正アクセスによる個人情報の漏えいが多発していますが、kuniのメールアドレスもこうした事件のどれかで漏えいしてしまったようです。今年になってから通常使っているメールアドレス宛にフィッシング詐欺メールがバンバン届くようになっていました。

1日に10通以上も

ここで言ってるアドレスは電話番号だけで送ることが可能なSMSではなく、普通のメールです。東京電力エナジーパートナー、Amazon、国税庁、りそな銀行、三井住友カード、メルカリ、アメックス、エポスカード、イオンカード、イオンフィナンシャル、マスターカード、といったところから滅茶苦茶送られてきます。

多い日は1日に10通以上も。「確認が必要な不審な取引があった」とか、「お支払いが完了していません」、「最終通告です」・・・みたいな脅し文句でフィッシングを仕掛けてきます。おそらくkuniと同様にこの手のメールが来ている人、いますよね。

なぜか突然

ところが6月に入ってこの手のメールが急に減少しました。おそらくフィッシング詐欺グループのいくつかに捜査の手が及び、逮捕とかされたんでしょうね。ヤレヤレ!もっとヤレ。捜査当局の皆さん応援してます。こんなことでしか稼げないやつらは一掃してください。日本の恥です。

杵屋 はなまるうどん 丸亀製麺

コロナ後の人流回復で外食産業が一気に息を吹き返してきました。うどんの業界では特に好調そうなのが丸亀製麺(トリドールHD)のようで、海外での店舗展開も盛んです。いつの間にか「讃岐うどん」は、世界で戦える日本食の一ブランドとなってます。

杵屋が調子悪い

kuniが東京で勤務し始めた2000年手前の時期は、讃岐うどんのチェーンといえば杵屋(グルメ杵屋)だったんですよね。「そじ坊」という蕎麦のチェーンも展開していました。そこから二十数年、讃岐うどんが大ブームになったんですが、杵屋はいまいち。波に乗れていません。

2002年にはなまるうどんが東京進出(その後2006年に吉野家グループ傘下へ)、丸亀製麺もこのころに東京に進出してきました。kuniが勤めていた本社の近くには両社の店舗がなかったため、この両社のうどんにはなじみが薄いです。

最も早くから讃岐うどんチェーンを展開してきた杵屋でしたが、後から進出してきたはなまるうどんや丸亀製麺の後塵を拝す展開へ。2000年以降のデフレ経済に沈む日本では、やっぱりセルフ形式と低価格戦略が正解だったんでしょうか。

お酒も飲んで締めにうどん、って人には杵屋のように肴もあって、注文をとってくれて、テーブルまで配膳してくれる店の方が良いのですが、飲酒人口も減ってきましたしね。

2023年4月時点での国内での勢力図は、第1位が丸亀製麺で832店舗、売上高は920億円ほど。第2位がはなまるうどんで438店舗、売上高は240億円ほどだそうです。杵屋は100店舗未満、ずいぶんと差がついてしまいました。時代に合わせたビジネスモデルって重要なんですね。

新来島サノヤス造船 大阪製造所で爆発火災事故

6/6、午後2時45分ごろ、大阪市西成区南津守の造船所「新来島サノヤス造船 大阪製造所」で爆発火災事故が発生しました。10~30代の男性作業員ら7人が顔にやけどを負うなどして搬送されましたが、いずれも意識はあるということでした。

新来島サノヤス造船

新来島サノヤス造船は上場企業ではないようですね。この造船所はもともとサノヤス(こちらは東証スタンダード上場企業)が保有していたもののようですが、2021年に新来島どっくグループに譲渡されたようです。で、現在は上場企業ではありません。

事故の概要

「ドック内の船が爆発して燃えている」と119番通報があったということで、男性作業員ら7人が顔にやけどを負うという人的被害が。火は約2時間15分後に消し止められ、船内の一部やエンジンを焼損したということです。

船内では溶接作業をしている付近で、灯油を染み込ませた雑巾で清掃をしていたようで、警察では火花が引火した可能性があるとみているとのこと。

上場していない企業の火災事故は当ブログでは取り上げないんですが、来島ドックもサノヤスも元々は上場企業です。上場廃止となった今でも上場企業レベルの現場管理が求められてしかりです。ちなみに、新来島ドックグループのホームページでは今回の事故について触れられていません。

エンビプロ・ホールディングス 子会社日東化工で工場火災

6/10夕方、神奈川県寒川町の工業用ゴムなどを製造する「日東化工」の工場で火災事故がありました。エンビプロ・ホールディングスは同社ホームページで「グループ会社で発生した火災に関するお知らせ」を公表しています。

日東化工 エンビプロ・ホールディングス

日東化工は、工業用ゴムなどを製造する企業として昨年まで東証スタンダード市場に上場していましたが、昨年6月にエンビプロ・ホールディングスの完全子会社となり、上場廃止となりました。

エンビプロ・ホールディングスは金属スクラップや産業廃棄物から鉄や非鉄金属などの資源を選別し販売する東証プライム上場企業。国内で展開する資源循環事業、リサイクル資源を海外に販売するグローバルトレーディング事業などを手掛けています。

事故の概要

6/10、午後5時20分頃、火災が発生し、翌日6/11の午前0時41分に鎮火したそうです。7時間以上燃えていたんですね。同日のテレビニュースでも取り上げられていて、かなり激しい火災でした。幸い日東化工従業員を含め、この火災現場における負傷者はいないことが確認できているそうです。

工場は全焼で、火災により大量の煙が出たため、近くの住民130人ほどが近くの小学校に一時避難したとのこと。これほど近隣住民に迷惑かけたんですから、原因究明、再発防止にはしっかり取り組まないとね。