サムティ 3名の取締役が一身上の都合で辞任

サムティ株式会社は5/16、「取締役の辞任に関するお知らせ」を公表しました。同社取締役3名が辞任することとなり、本日辞任届を受領したとのこと。一身上の都合で3人が?まぁ、あくまで個人の決断かもしれないけど、辞任の理由はみな同じなんだろうね。

サムティ株式会社

昨年1月、特定の取引先との取引に関連し、過年度決算における会計上の連結対象範囲の判断等についての疑義が判明。代表取締役会長が当該取引先の実質的な経営権を持っていたかも、みたいな話もありましたが、特別調査委員会が出した結論はグレー。黒とまでは言えないみたいな。

その後、会計監査人(EY新日本有限責任監査法人)が経営との認識の相違を理由に退任し、大手の監査法人がサジを投げてしまった際に、よく登場するお助け監査法人にチェンジ。いかにも、このままでは終わらないって雰囲気の会社でした。

取締役の辞任

しかし、一度に3人の取締役が辞任するってのはただ事ではありません。ここからは想像ですが、退任した元会長やそれを支持する一部の経営陣のやり口に、もうこれ以上はついて行けない、、、みたいな状況になってるんじゃないでしょうか。

違法ではないかもしれないけど(いや、違法かも)、かなりヤバいんじゃないか。そういう状況であれば取締役の判断としては正しいと思います。場合によっては後に取締役としての責任を追及され、莫大な損害賠償請求が。なんてこともありますからね。さてさて、いったい何が起きてるんでしょう。