株式会社エコノス 従業員の不正行為で特別調査委員会を設置

株式会社エコノスは5/17、「特別調査委員会の設置に関するお知らせ」を公表しました。同社運営店舗において、従業員による架空仕入(これによる現金の不正取得)、および在庫商品の不正取得の可能性があることが判明したということです。

株式会社エコノス

株式会社エコノスは北海道を地盤に、リユース品の販売と買取を行う「ブックオフ」や「ハードオフ」などの店舗をフランチャイズ加盟店として展開しています。各業態別店舗を組み合わせた複合店を積極的に出店する札証アンビシャス上場企業です。

不正の概要

今回の開示では、「従業員が架空の商品を買い取ったように見せ、金銭を不正に得た可能性や在庫品を不正取得した疑いが判明した」としか説明されていません。これ以上詳細は不明です。

これに先立つ5/13の開示「2024年3月期決算短信の開示延期に関するお知らせ」では、「商品在庫において検討を要する事象が発生し、決算数値の確定に時間を要しており、開示予定を延期する」としていて、業績へのインパクトが確実にありそうな不正のようです。

何故だか分かりませんが、北海道の企業って不正・不祥事がやたら多いイメージなんですよね。直近でも北弘電社やアインホールディングス、日糧製パンなどで従業員の不正等が発覚しています。エコノスにおけるこの従業員の不正もそれなりの規模になるかもしれません。