フクシマガリレイは3/3、「弊社を装った不審メールに関するお詫びとお知らせ」を同社ホームページで公表しました。そしてその翌日3/4には、「弊社工場における業務委託先の作業員の死亡について」を公表。ツイてないときってこういうもんだね。
フクシマガリレイ株式会社
フクシマガリレイは、飲食店の厨房などで利用される業務用冷凍冷蔵庫をはじめとするフード機器の専門メーカーです。ほかにも、冷凍・冷蔵ショーケース、大型食品加工機械などを手掛け、流通業界や外食産業などに販売する東証1部上場企業です。
エモテット感染
従業員のパソコンが、マルウェア 「Emotet(エモテット)」に感染し、同社メールサーバーからメールアドレスを含むメール情報が窃取されたことにより、同社従業員を装った第三者からの不審なメール(なりすますしメール)が複数の方へ発信されているということです。
また、個人情報である社内外関係者の氏名、メールアドレス、件名等のデータ の一部が外部に流出しました。なりすましメールでの二次被害や拡散が懸念されるところ。取引先等では注意が必要ですね。
死亡事故
この公表の翌日には、滋賀(水口)工場にて、業務委託先の作業員1名(71歳・男性)が亡くなる事故が発生しています。踏んだり蹴ったり、ってやつですね。50枚ほどの鉄製パネルが積まれた台車が倒れ下敷きに。救急搬送されたものの、病院で死亡が確認されたとのこと。
ツキがない、だけで済まされるものなのか、同社のガバナンスにスキがあるのか。しっかり検証する必要がありそうですが、今のところ調査委員会等の対応は考えてなさそうです。適時開示もされていません。