日立物流は11/29、「物流センターにおける火災発生に関するお知らせ」を公表しました。グループ会社の日立物流西日本の物流センターにおいて火災が発生し、開示時点においても鎮火に向けて消防による消火活動が続いているということでした。
日立物流
日立物流は日立系の大手物流会社。顧客企業の物流業務を一括で受託する3PLサービス(物流システム構築、物流センター運営、輸配送といった業務を包括的に受託するサービス)を国内外で展開。食品や医療、家電など幅広い業界に対しサービスを提供する東証1部上場企業です。
火災の概要
物流センターの6階建て倉庫で、「段ボールが燃えている」と同社社員の男性から119番があったそうです。此花署などによると、倉庫内の1階から出火したとみられ、少なくとも約3万平方メートルが焼けているということです。
約3万平方メートル、ですと。メチャ広そうです。こういう時によく使われる東京ドーム何個分ってやつを調べてみたんですが、東京ドームは46,755平方メートルだそうで、そこまでは広くないですね。
で、東京ドームのグラウンドとして使用している部分は13,000平方メートルということですから、あのグラウンド2面分以上の広さが焼けたということですね。ちなみにこの物流センター、延べ床面積5万6500平方メートルということですから、半分以上が焼けたということになります。
出火当時、同社の従業員約100人が勤務していましたが、全員が避難しており、従業員の全員無事を確認しているといいます。
翌日のお昼時点でも鎮火のニュースは伝わってきていません。この物流センター、医薬品の物流センターだという話もあって、「医療用医薬品、一般医薬品、検査用試薬」などを取り扱っているようです。場合によっては、関西方面向けの医薬品等供給への影響が出てくるかもしれません。