山口フィナンシャルグループ 取締役に辞任勧告 どうしちゃったの

山口FGは10/14、「取締役1名に対する辞任勧告の決議について」を公表しました。なんとも物騒な話題です。同時に開示されたものの中には、「執行役員の解任に関するお知らせ」なんてのもあります。どうしちゃったんでしょうかね。kuniの出身地の銀行が・・・。

山口FG

山口FGは山口銀行、もみじ銀行、北九州銀行を傘下に持つ持株会社です。銀行業務を中心に証券業務、クレジットカード業務、リース業務、コンサルティング業務などの事業を展開しています。2007年には東海東京証券との共同出資によりワイエム証券も設立。

辞任勧告

辞任勧告を受けたY氏は、同社ホームページでは筆頭の取締役。ですが、今年6月までは代表取締役会長グループCEOの肩書きの方。要するにトップだったわけですね。

同社取締役会規則に違反して取締役会決議を経ることなく、自己の権限を逸脱して、「新銀行設立にかかる案件」に係る職務執行を行っていた事実や、銀行持株会社の代表取締役としての適格性に疑義を生じさせる言動等が認められたため。と説明されています。これまで社内調査本部が調査を行っており、その結果として出した答えということです。

執行役員の解任

もう一つの執行役員の解任は、上記の調査結果とは関係ないそうで、「閲覧権限を有さない同社内の情報を閲覧し、また同社の機密情報を同社外に漏洩した事実が認められたため」と説明されています。本人も事実関係を認めているようです。

どうも元会長とこの執行役員、セットで追放されたってことのようですね。旧3行の勢力争いとかがあったんでしょうか。内部の事情は分かりませんが(調べる気にもならない)、クーデターってことでしょうね。山口の恥さらしですわ。

「山口フィナンシャルグループ 取締役に辞任勧告 どうしちゃったの」への2件のフィードバック

  1. 株主総会で選出直後に取締役会で会長解任されたY氏ですね。そういう経緯から商法で取締役の解任はできず、辞職勧告になったようです。
    女性やコンサル等の醜聞は脇に置きますが、新銀行の内容が醜いです。消費者金融の会社(〇イフル)と結託し、毎月のお金(10万円)を貸して、死んだときに生命保険で清算というものらしいです。つまり命を担保にしたローン。会社ビルや自宅を売却しながら入居し続ける(住み続ける)モーゲージなどありますが、流石に生命を担保というのはありません。元利合計が保険金額を超えたら・・・恐ろしくて書けません。いくら地銀の経営に先がないと言っても・・・

    1. ご指摘の通り、調査報告書の16ページに「利息のみ返済ローン商品」に関する記載、ありますね。
      貯蓄型の保険ではなく、死亡保障保険の金額を上限に融資みたいな。
      読み落としていました。ありがとうございました。(kuni)

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