安倍元首相が銃撃され亡くなってしまいました。各テレビ局は特番を組んでゴールデンタイムは全てこのニュースで埋め尽くされてましたね。皆さんはどんなふうにご覧になりましたか?kuniもすべてを見たわけではありませんが、大きな違和感を覚えました。
民主主義の根幹を・・・
各メディアの伝える特番で、いやというほど聞いたのが、「民主主義の根幹を揺るがす蛮行・・・」みたいな論調。確かにおっしゃってることに間違いはないと思うのだけれど。それ以前に日本の最も優秀な政治家の命が奪われてしまったことの方を全面に出してほしかったです。
海外の元首脳や現首脳たちが口をそろえて安倍さんの政治的な手腕や人柄を褒めたたえ、彼を失ったことへの失望を嘆いているのと対称的に、日本のメディアは「民主主義の根幹を・・・」と伝えていたように感じました。日本のメディアは、それでもまだ彼を叩いてきた軸足を残したまま。そんな感じ。
犯行を誘発したのは
歴代最長政権を維持した安倍元首相。その終盤では、「もりかけ」やら「桜を見る会」など、どうでもいいような問題がメディアによって大々的に取り上げられ、視聴率のためのエサにされていました。結局日本のメディアは安倍降ろしに心血を注いできたわけです。
そうしてメディアが作り上げた安倍氏の虚像に対して、一部の国民は憎悪を抱いたのでしょう。そしてその中には、完全に壊れた奴も混じってきます。こんなふうにメディアの論調に担がれるかのように憎悪を増幅し、犯行に及んだんじゃないのか。って考えていくと、メディアの責任は重大だなと。
だから報道特番では日本の稀有な政治家安倍氏ではなく、民主主義の根幹を・・・、に置き換えて大々的に取り上げてたんじゃないかと。そんなふうに感じた次第です。あっ、それからもう一つ。20年も前に辞めてるのに、犯人を元自衛官と報道するメディアの感覚も異常としか・・・。