8/10付けの日本経済新聞の社説に、「1株から日本株を買える制度に改めよ」という記事がありました。株式の最低購入金額の引き下げについては、もうかなり前から言われてきたところですが、なかなか思ったように進んでいません。この社説が言ってることはその通りだと思います。
投資にはまとまったお金が必要
日本における投資の常識、「投資にはまとまったお金が必要」というやつですが、いわゆる単元株制度により100株が最低売買単位になっていることが原因です。日経の記事によると、最も株価の高いファーストリテイリングでは最低売買単位を買い付けるのに800万円以上が必要。他にも、キーエンスで555万円、東京エレクトロンで455万円だそうです。
一方で欧米では1株から購入できるということですから、日本でも同じ制度にしてしまえば、ファーストリテイリングでも8万円程度で買付できるわけです。日経が指摘するように早く欧米同様1株から買える制度に変更すべきですね。kuniもそう思います。
NISAで買えない銘柄
日経では面白いことを指摘していて、年上限額が120万円の一般NISA(少額投資非課税制度)では買うことができない銘柄が多数存在していることを指摘しています。これまでも最低投資金額がどれくらいであるべきかについていろいろと議論があったわけですが、「NISAで買えない」という視点はなかなか斬新ですね。
国が税制面で認めているにもかかわらず、その制度で買えない銘柄があるというのは確かに問題です。そろそろここらで1株から買える日本株市場にしませんか。嫌がる上場企業があるなら上場廃止ということで。