農林水産省 備蓄米の入札 3月10日から実施 初回は15万トン

mibunrui

農林水産省は、コメの流通を円滑にするために初めて行う備蓄米の入札について、3月10日から実施すると発表しました。初回は15万トンを対象に行われ、3月下旬以降、スーパーの店頭などに並ぶ見通しとなっているといいます。

なんとも腰の引けた

コメの流通を円滑にするため備蓄米21万トンを、2回の入札を通じて市場に放出することにしているということですが、なんとも腰の引けた対応ですね。コメの価格を下げるのが目的なんですから、入札ではなく価格指定でJA全農に引き受けさせればよくないですか。実勢価格が5キロ4000円であれば3000円で放出。

3月に21万トンを放出し、4月にも20万トンを放出する予定。価格が下がらないようなら更に5月にも同様に・・・。これくらいのメッセージ性を持たせて、倉庫に積み上げて価格高騰をうかがっている業者を追い詰めないと。今の対応だと足元見られて大きなインパクトは期待できそうにありません。

日本人がいつでも大好きな米を食べられない状況を打開することが一番。なんなら小麦のように政府が買い付け価格や販売価格をコントロールするのもありじゃないのかな。 今回の農林水産省の備蓄米放出、まったくイケてない対応ですが、唯一、農林水産大臣が、「常識的に考えて、高い値段で買い戻してしまえば、逆に価格上昇の圧力になる。1年たっても買い戻ししないということもあり得る」とコメントされてたのは評価に値すると思うけどね。

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