秋の味覚初サンマが入荷 1キロ20万円?

8/22付けの日本経済新聞に、「初サンマ、1キロ20万円 豊洲に入荷、卸値最高値」という記事がありました。このところ毎年のように不漁が伝えられ、我々庶民の口に入ることがめっきり減ってきたサンマですが、今年の初サンマの卸値は前年比8万円高い1キログラム20万円だそうです。

1匹当たり2万5,000円

8/21に豊洲市場で行われた初競りでついた値段はなんと1匹当たり2万5,000円だそうです。初競りってのはその年のご祝儀みたいな面もあって、バカ高い値段が付くもんなんでしょうが、それにしてもねぇ。同市場のサンマとしては過去最高値だそうです。

競り落とした魚屋さんは、1匹90グラムのものを1,980円、同125グラムのものは6,600円で販売したんだそう。6,600円のサンマはいったいどんな人が買っていったんでしょうね。料亭とかお寿司屋さんでしょうか?

サンマの養殖

サンマのような回遊魚は養殖が難しいみたいですね。特にサンマはお互いにぶつかり合って鱗がはがれるだけで死んでしまうなど、デリケートな魚らしい。先日取り上げた陸上養殖にも向いてなさそう。そしてもう一つ養殖が普及しない理由が、価格だそうです。

これまでは大衆魚だったわけで、一度豊漁ともなると、とてもとても養殖では採算が取れないんだそう。しかし、昔のような豊漁って戻ってくるんでしょうか。冒頭書いたようにサンマが高級魚として定着していくのなら、そろそろ養殖も視界に入れといた方が良さそうです。