豚コレラ 「CSF」に変更 農水省

農林水産省は豚の感染症である「豚コレラ」の呼称を「CSF(クラシカル・スワイン・フィーバー)」に変更しました。人に感染するコレラと混同される恐れがあり、風評被害を抑えるのが狙いだそうです。農林水産省のホームページではCSFについて詳しく説明してくれてます。

人に感染しない 食べても人体に影響ない

「CSFは、豚やいのししの病気であって、人に感染することはありません。」「仮にCSFにかかった豚の肉や内臓を食べても、人体に影響はありません。」ホームページではこんな説明から始まっています。

CSF(classical swine fever)、直訳すると「古典的ブタ熱」ということらしいです。じゃあなぜコレラと呼ぶようになったのか、なんですが、米国での呼び名が「hog cholera」だったことから、和訳で豚コレラになったようです。この感染症が非常に致死率が高く、子豚では100%におよぶこともあることから、先に米国でコレラになっちゃったんですかね。

しかしCSF多過ぎでしょう

CSFって、調べてみると豚コレラ以外にも6種類くらいの意味が出てきます。脳脊髄液の略称であったり、配置状態関数の略称、コロニー刺激因子の略称などなど。中でも主要成功要因(critical success factor)なんかはビジネスの世界ではよく登場する略称です。

KPIなんかとセットで見かけることの多いこのCSF。この場合の意味は、「経営目標の達成に影響を及ぼす経営戦略上重要となる管理項目のこと」ですね。

SPF豚は?

そういえば、SPFとかいう豚もいましたね。こちらは「特定の病原体を持っていない」豚ということらしいんですが、この「特定の」というのは、萎縮性鼻炎、豚赤痢、オーエスキー病、トキソプラズマ感染症、マイコプラズマ肺炎の5つの病原体のことだそうです。CSFとは関係ないんですね。

今日は見事に脱線しまくり、混乱してきました。最後までお読みいただき、、ありがとうございます。