水道機工 2020年3月期 決算短信を公表

8/26 水道機工がやっと2020年3月期の決算を発表しました。併せて、特別損失等の計上や業績予想数値と実績値との差異に関するお知らせ、株主総会開催のお知らせも公表しています。サウジアラビアの持分法適用関連会社が酷いことになってるようです。

Suido Kiko Middle East(以下、SKME 社)

連結決算において、営業外費用として持分法による投資損失11億72百万円、特別損失として関係会社事業損失87百万円、貸倒引当金繰入額13億12百万円を計上、、だそうです。

売上高は前期比15.0%増、営業利益は同21.3%増ながら、最終利益は17.25億円の大赤字です。SKME社に関する損失によるものですね。この数字を受けて翌日8/27の株価は2316円と売られ、300円以上の下げとなりました。

SKME社では手持ち工事案件での追加・手直し工事の発生および施工遅延によるコスト増加に加え、サウジ国内での物価上昇に伴う工事費高騰により、全ての手持ち工事案件での採算が悪化したとのこと。さらに、顧客からの入金遅延が長期化している滞留債権に対する貸倒引当金計上に伴い、多額の損失を計上することとなりました。と説明されています。

そんなことより

とまぁ、サウジでは大変なことが起きているようですが、この日の開示で知りたかったのは「施工管理技士技術検定試験における実務経験虚偽の疑いに関する第三者委員会での調査結果」なんですよね。

決算短信の中、今後の見通しの欄で唯一触れてますが、「調査結果等による今期の業績への影響について、現段階で合理的に算定することが困難なことから未定としています。業績予想の開示が可能となった段階で、速やかに公表いたします。」ですと。

今期の業績予想を公表しないことの理由に使われてます。いったいどこまで引っ張るつもりでしょう。