読売新聞 台風10号への対応

特別警報級と言われていた台風10号。実際には特別警報は発表されず、上手い具合に日本列島をよけながら北上してくれました。まぁ、想定していたほどの大きな被害もなかったようです。9/6の夜から9/7午前にかけて通過ですから、新聞屋さんは大変だったでしょうね。

読売の粋な計らい

7日は珍しく新聞社のトップページを一通り眺めたんですが、読売のトップページに異変が。「台風10号の影響で、新聞の配達が遅れる場合があります。こちらから特別に朝刊紙面を公開しています。」というバナーというか、ボタンが登場してたんですね。

通常の「朝刊紙面」から入ろうとすると、当然ですがIDやパスワードを求められ、会員ではないkuniはここから先へは進めません。これ当たり前ですね。ところが上記のボタンからだと通常の9/7付け読売新聞朝刊が全て読めちゃうんです。

これなかなか良いアイデアですよね。他の新聞も同様のサービスしてるのかチェックしてみましたが、朝刊を開放していたのは読売だけでした。こういう災害時には電子版会員でなくても読めちゃうというのが定着すれば、新聞配達員も命がけで配達する必要もなくなるわけだし。

顧客に対しても、新聞配達員に対しても優しいサービス。とても良いサービスだし、他社との違いアピールできてると思うんだけど、次からは各社同じことをやってくるんでしょうね。

むしろ業界として、鉄道会社がやる計画運休みたいに定着させても良いのでは?災害時はあらかじめ宣言して配達を停止。その代わりネットでサービス提供しますと。配達員の安全を確保するのも新聞社の重要なガバナンスですよね。

止まらない新聞発行部数の減少

新聞発行部数の減少が止まらないようです。最も多かった1997年5,376万部から減少しはじめ、直近は14年間連続の減少で、昨年は3,990万部。ピークから25.8%の減少だそうです。ちなみに1年前から222万部の減少だとか。

インターネットで提供される無料情報

もうずいぶん前から、新聞はいずれ姿を消すと言われ続けてきましたが、今のところ全国紙と言われる大手の新聞社は生き残っています。言うまでもなくインターネットの普及とそこでの無料情報の提供が新聞を不要にさせてきました。

昔は一家に必ず一紙というのが当たり前でしたが、ネット等で情報を自由に得られる若年層が新聞離れを起こしているんでしょうね。kuniの家でも、kuniが日経電子版。その他3人の家族は新聞とは無縁の生活をしています。特段困った様子もなく、子供たちはネットやSNSで十分情報を収集できているようです。

ネットとの競合が主要因なのは間違いないところでしょうが、ネットを通じて提供される無料の情報と新聞が提供する有料の情報に大差がなかった、ということも見逃せないところです。記事の多くは別の情報会社等から買い付けたモノであり、どの新聞も同じ記事。そりゃ金払って読みません。

おまけに、ことあるごとに与党の攻撃などにみられる偏向した報道姿勢や、事実を曲げて自分たちや広告主に都合の良い情報発信など、非常に見苦しいものがあります。さすがに消費者も理解してきたわけです。まさに自業自得というヤツです。

読売新聞が値上げ

今年の1月から読売新聞が25年ぶりに値上げしました。現在の東京における定期購読料金を朝刊のみで比較してみると、日本経済新聞:4,000円、読売新聞:3,400円、毎日、朝日新聞:3,093円、産経新聞:3,034円、東京新聞:2,623円となっています。

もっと横並びかと思ってましたが、意外に価格違いますね。読売が1月から値上げしましたが、毎日と朝日は読売が値上げでどれくらい購読者が減少するか、見極めようとしているらしいですね。けど、意外に減ってないらしいので、近々この2社も値上げしてくるでしょう。

いずれにしても、そろそろ6紙も必要ない時代が来るでしょう。25年ぶりの値上げ、つまりもうヤバイところに来てるってことですね。まずは特色がない読売、毎日、朝日の中から、どこかが抜けていくんでしょうか。

偏向報道の最右翼と言われる朝日新聞。最初に逝きそうなのはここですかね。慰安婦問題しかりですが、あそこまで叩かれ続けているのによくここまで生き残っているなというのが正直なところです。ところで朝日ってまだ押し紙ってやってるよね。そうか、販売店が勝手にやってるってことか。