TOKAIホールディングス 従業員の不正行為 調査結果

子会社2社における従業員による不正行為について、顧問弁護士を委員長とする社内調査委員会を立ち上げ、不正行為について詳細な調査を行っていたTOKAIホールディングス。12/24、調査結果を公表しました。

株式会社ザ・トーカイ

行為者自身が受注した大型太陽光発電設備工事・空調設備工事において、TOKAIの下請業者に指示し、実体のない工事代を TOKAI に請求させ、自身の親族が代表を務める事業者を経由して不正な利益を得ていたといいます。この不正行為は、2014年2月から 2021年7月まで行われ、被害総額は173百万円となっています。

入社12年目から大型太陽光発電設備工事・空調設備工事を担当し、懲戒解雇時は管理職になっていたという行為者。太陽光発電設備工事に専門知識をもった行為者だったため、業務が属人化、牽制機能が働かなかったことが発生原因とされています。

東海ガス株式会社

東海ガスの従業員は、会計システムから出力される支払いデータの中に、行為者自身の銀行口座に対する振込データを追加し、送金することで不正な利益を得ていたというものでした。この不正行為も、2014年3月から2020年6月まで行われ、被害総額は368百万円となりました。

不正行為の動機

同時進行していた2件の不正行為。前者の動機については、「生活費・自家用車購入・遊興費等に使用するため、同様の不正行為を繰り返していた」と。そして後者についても、「ギャンブル(競馬)、FX 投資等に使用していたが、損失が嵩み同様な不正行為を繰り返していた」と説明されています。遊興費、ギャンブル、、、不正行為の動機、だいたいこれですね。

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