8/26 個人情報保護委員会は、リクルートキャリアに対し是正を求める勧告を出しました。同社が運営する就職情報サイト「リクナビ」の、内定辞退率の予測を顧客に販売していた件ですね。個人情報保護委員会が勧告を出すのは初めてだそうです。約8000人の利用者のデータを、同意を得ずに第三者に提供したことなどが、個人情報保護法違反にあたると判断したようです。
リクルート事件
若い人は知らないでしょうね。昭和63年6月18日に発覚した贈収賄事件です。リクルート会長の江副氏が、政治的にも財界的にも地位を高める目的で、有力政治家や官僚などに対して、同社子会社のリクルート・コスモス社の未公開株を譲渡しました。もらった人たちは昭和61年、同社株の上場で大儲けしたものの、事件が明るみに出たことで、当時の竹下首相が退陣するなど大騒ぎになりました。
改元 平成元年
その事件発覚から半年後の昭和64年1月7日、まだまだリクルート事件の捜査が続いている最中ですが、昭和天皇が崩御(ほうぎょ)し、翌8日からが新元号平成がスタートしました。
消費税導入
そして同じ平成元年の4/1、3%で初めて消費税が導入されました。これ以降は記憶にある方が増えてくると思いますが、平成9年に税率を5%に。平成26年に8%へと増税してきたわけです。そして今年10月に税率10%に引き上げられる予定ですね。
kuniの頭の中に、リクルートと改元の記憶というか、イメージが残っていて、今回調べなおしてみたんですね。まとめてみると、リクルート事件が発覚 → 平成へ改元 → 消費税導入、、、この間1年足らずなんです。
そして今回のリクナビ問題についても、少し順番が違いましたが、やはり3つがセットになってます。令和へ改元 → リクナビ問題発覚 → 消費税10%へ増税 って感じですね。改元が5/1、リクナビ問題が8/1、消費税増税が10/1ですから、この間4カ月ほどです。
リクルートという会社、改元と消費税には深~いご縁があるようです。