グレイステクノロジーは11/9、「特別調査委員会の設置及び2022年3月期第2四半期決算発表の延期に関するお知らせ」を公表しました。会計処理の適切性につき外部からの指摘を受け、不適切な会計処理が行われていた疑念があることを認識したといいます。
グレイステクノロジー(6541)
国内・国外の各種産業機械やソフトウエアメーカーを顧客とし、製品に付随する操作系および運用系の技術マニュアル、さらに企業内で使われる業務マニュアルの制作・翻訳・電子化など、マニュアルに関わるサービスを手掛ける企業です。2016年12月に上場しています。
不正会計の概要
事実経緯の確認のために社内調査、検討を進めた結果、一部の取引について、2017年3月期から2022年3月期第1四半期までの期間において、会計処理の適切性に疑念があることを認識したということです。ちょうど上場する頃も含まれますね。
会計処理の適切性等につき深度ある調査、検証を実施するため、同社と利害関係を有しない外部の専門家を委員長とし、外部の専門家で構成される特別調査委員会を設置しました。併せて2022年3月期第2四半期決算発表の延期も公表しています。
株価が、、、
開示された情報は以上なんですが、株価が凄いことに。開示直前の11/9の株価は1,000円ちょうど。開示後2日間ストップ安で、この記事を書いている段階では550円ストップ安売り気配です。不適切な会計処理の話題でここまで売られるのは珍しいですね。
SNSなどでは「架空売上」やら「架空循環取引」を指摘する声も。株価の動きをみると、これくらいのこと、出てくるのかもしれません。信用買残220万株かぁ。辛いなぁ。