リンナイ株式会社 浴室暖房乾燥機が発火の恐れ

リンナイは4/15、「当社製浴室暖房乾燥機の使用中止と無償点検・修理に関するお知らせ」を公表しました。製造から10年以上経過した浴室暖房乾燥機において、経年劣化故障によりごくまれに発火に至るおそれが判明したため、点検・修理を無償で行うとのこと。

リンナイ

リンナイは、給湯機器や厨房機器など、ガス機器を中心にグローバル展開する大手メーカー。ガス機器では国内トップのシェアを誇る東証プライム上場企業です。

火災事故も

「経年劣化故障によりごくまれに発火に至るおそれ」と表現されていますが、共同通信の報道によると、「浴室暖房乾燥機が原因で家屋が全焼する火災が兵庫県で1月に発生したほか、2019年以降に6件の一部焼損があった」んだそう。死亡した人はおらず、軽傷が1人ということです。

開示では対象となる機器の品番やらの詳細が掲載されてるんですが、OEMで提供されている製品もあるようで、東京ガスや大阪ガス、東邦ガスなどのブランドになっていたりします。我が家の機器は東京ガスだから大丈夫と安心することなく、しっかり品番まで確認しましょう。

国土交通省が公表 トヨタ車のリコールが結構ヤバい

国土交通省は11/21、「リコールの届出について(トヨタ ランドクルーザー)」など、計5車種のリコールの届け出を公表しました。ほか4車種は、「カローラツーリング」、「プリウス」、「レクサス」、「トヨタ ジェネオ-E」といったラインアップです。

各車のリコール内容

ランドクルーザーに関するリコールは、「フロントドライブシャフトにおいて、生産設備の管理が不十分なため、車輪側ジョイント部の構成部品が組付けられていないものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると当該ジョイント部が損傷し、走行不能となるおそれがある」というもの。

プリウスにおいては、「ハンドルから先に伸びるインタミディエイトシャフト部分に亀裂があるものがあり、使用過程で亀裂が進展して破断し、最悪の場合、操舵不能となるおそれがある」。というもの。レクサスでは、装着されたアルミホイールにおいて、「開発時に試作したホイールを誤って装着したものがある。」というもの。

そういえば今月上旬にランドクルーザーを製造するトヨタ車体の2工場が操業停止になってましたよね。操業停止の理由は「一部設備の確認作業のため」とだけ説明されていました。多分このリコールに絡んでの停止だったんでしょうね。

事故に直結する可能性がある重要部品の装着忘れや試作品の誤装着。かなりヤバい事案ですが、日本一の広告主のトヨタのこと、取り上げるメディアはありません。こういうことでいいのか?