ストレージ王 フィッシング詐欺で銀行口座から7,600万円が流出

ストレージ王は11/20、「当社における資金流失事案の件」を公表しました。、悪意ある第三者による虚偽の指示に基づき銀行口座の電子送金に必要なID とパスワードが不正に取得され、同社の銀行口座より資金を流失させる事態になったとのこと。

ストレージ王

ストレージ王は、トランクルームを開発し収益不動産として投資家に売却する開発分譲事業と、開業後のトランクルームを運営管理する事業を手掛けています。その他の不動産も扱うようです。2010年設立の東証グロース上場企業です。

事案の概要

開示を見て、最初はビジネスメール詐欺かと思いましたが、送金ということは書いてないのでどうやらフィッシングメール詐欺のようです。

銀行を騙ったSMS等のフィッシングメールを通じて、インターネットバンキング利用者を銀行のフィッシングサイト(偽のログインサイト)へ誘導し、インターネットバンキングのIDやパスワード、ワンタイムパスワード等を入力させることで、その情報を窃取して、預金の不正送金を行うって手口。

事案発生の翌日には詐欺にあったことを認識したようですが、お金はすでに抜かれていたようです。おそらく経理の従業員が騙されたんだと思いますが、皆さんの会社でもお気を付けください。金融庁のHPで未然防止の心得などが掲載されていますのでご参考に。