税務当局からの照会を受け、社内調査を実施し、約1億円に及ぶ金銭騙取の事実が確認された西華産業100%子会社の日本ダイヤバルブ。既に刑事および民事の手続きを進めています。ここまでは前回書きましたが、大事なことが抜けています。
なぜこんなことが起きたのか
社員の金銭騙取の事実(結果)だけを警察に通報して事件を片付ける。だけではなく、なぜこのような不正が発生したのか。ガバナンスやコンプライアンスの検証は?社員がそこまで追い詰められた原因は?親会社による子会社管理の実態は?
そうしたことを恣意性を排除して調査、検証し、再発防止に努める。他社では当たり前のように行われている〇〇調査委員会による調査と再発防止策など、この一連の対応はどこに行ってしまったんでしょう。西華産業としての子会社管理、かなり疑問が残りますね。
日本ダイヤバルブの実態
日本ダイヤバルブという会社、その実態が気になるところ。以下に読者の方からいただいたコメントを。
【いただいたコメント】
同社のある部署では残業時間が100~200時間近い部署が存在している。本来であれば異常な事態ではあるが、上司に当たる人間が何時間残業をしても平気な人間である事、また、経営陣も「あそこの部署はしょうがない」と思っている事から、一向に就業環境が良くならない。
更に、上司からの勤務時間の改ざん、休日出勤の強制といった異常行動も数多くあり、それらが原因で退職者を出している。世間一般で言う所のパワハラだ。しかし、同社としてはそのような事態を重く受けて止めてはいない。非常に重大な問題ではないかと感じている私が異常者のようだ。
今日も大崎にある日本ダイヤバルブには、明かりの消えない部署が存在している。
前者のコメントの通りの様です。特に管理部門は離職率が高く、その理由のひとつとして、4,5回もパワハラで離職に追い込んだ総務管理職が何ら処罰も無く寧ろ重用されているみたいであり、この体質が改善されなければ今後も同じなのでは。
お読みいただきありがとうございます。
経営はそういう現場のことをどれだけ認識できてるんでしょうかね。