サンデンホールディングス(6444) ハイセンスの傘下に

金融、証券

サンデンホールディングスは3/1、第三者割当増資による新株の発行を公表しました。割当先は、中国ハイセンス・ホーム・アプライアンス・グループが設立予定の特別目的会社です。このニュースを受け、翌日のサンデン株式はストップ安の383円(80円安)となりました。

第三者割当増資の概要

割当先として出てきたハイセンス。そう、テレビやエアコンなどの生活家電、見たことありますよね。あの中国の家電メーカーです。シャープに続いてサンデンも外資傘下の企業に。シャープは台湾企業でしたが、サンデンは中国企業。どうなりますやら。

発行価額は1株当たり256円で、発行価額の総額は214億円です。で、今回発行される新株は8,362万株。同社の現在の発行済株式数が2,800万株ほどですから、なんと3倍の新株が出てくることになります。この大規模な希薄化を嫌ってストップ安ということのようです。

そういえば、昨年6月に事業再生ADR手続きの申込みを決議し、事業再生実務家協会に対し申請を行い、同日付けで受理されたことを公表した、、、その翌日もストップ安でした。(事業再生ADRについては過去の記事で説明してますのでご参照ください)

経営陣は?

先述のシャープは2016年に鴻海精密工業の子会社となり、業績をV字回復させました。その後、足もとではもたついてるみたいですが。親会社No2が社長として乗り込んで、コスト管理を徹底していったんでしたっけ。役員報酬で揉めたどこかの自動車会社のようですね。

サンデンの場合もやはり、ハイセンスから経営陣が乗り込んでくるんでしょうね。3/1の開示では、第三者割当と臨時株主総会の開催に関する情報のみでした。が、いずれ近いうちに経営陣の交代に関する開示も出てきそうです。

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