パス(3840) 新たな取締役候補者3名

6/18に行われる定時株主総会で再任が予定されていた5名の取締役のうち、3名が就任承諾の撤回の申出。急遽、同社の株主が修正動議を提出する予定とのことで、新たな取締役候補3名が公表されました。同社としても株主が提案する修正動議の内容に賛同しています。

新しい3名の取締役

株主が取締役候補者としてあげたのは、堀主知ロバート氏、畑宏芳氏、牧野正幸氏の3名です。略歴等を見るとかなり強力なメンバーのようです。特に牧野氏はワークスアプリケーションズを設立された方とのこと。

この取締役候補に関する修正動議が公表された日から、株価は動意づき、新高値を更新中です。いやぁ、正直この会社に何でこんなメンツが揃うのか、、、そこが不思議です。

Oakキャピタル株式会社

修正動議を提出する株主というのが、Oakキャピタル株式会社です。この会社調べてみると、創業1868年(明治元年)の平田紡績なんですね。太平洋戦争期までは漁網生産高日本一の名門企業です。その後、2001年から投資事業へと転換し、2006年、Oakキャピタルに社名変更しています。

会長兼CEOは竹井博康氏。ん?、、、と思ってこれまた調べてみると、あの地産グループ総帥竹井博友の次男です。1986年に地産グループが同社を買収していました。ここまで調べてやっと当時の記憶が蘇ってきました。kuniが証券会社に就職した頃の記憶です。

地産グループなんていっても、若い人は知らないでしょうね。元は不動産会社ですが、バブルの時代に株の買い占めなどでたくさんの企業を買収したり。土地を担保に仕手戦に参戦したりといった具合で、バブル時代の超有名仕手筋でもありました。

その地産グループ総帥竹井氏の次男が経営するOakキャピタルが送り込んだ取締役3名ということで、これだけのメンツが揃ったということなんでしょうかね。何だか面白いことになりそうです。