とんだとばっちり 総医研ホールディングス 社外監査役の逮捕

7/8の適時開示情報。株式会社総医研ホールディングスは同社の社外監査役(非常勤)である松井良太氏が逮捕されたことを公表しました。同社の監査役としての業務には関係なく、同社においても損害等は一切生じていないということです。しかし、トホホ、ですな。

業務上横領

弁護士が業務上横領で逮捕と聞いて、思わず回収した過払い金30億円が消えてしまった東京ミネルバ法律事務所絡みかと思いきや、、、。全然違ってました。遺産の分割に関する依頼を受けて預かっていた現金約1860万円を着服した疑いで逮捕されたんだと。

松井弁護士は大阪弁護士会に所属する42歳だそうです。法律事務所を開業する弁護士で、42歳で、1800万円くらいのお金に流されてしまうんだろうか。素直な感想です。事務所は上手くいってなかったんでしょうかね。

総医研ホールディングス

この松井弁護士、2008年9月に総医研ホールディングスの監査役に就任しています。30歳で就任ですね。監査役の任期は4年。2020年9月の株主総会までですね。あともう少しで退任されてたかも。調べても他には出てきませんので、社外監査役に就任していたのは総医研ホールディングスだけのようです。

同社のコーポレート・ガバナンス報告書には専任の理由として次のように記されています。

「当該社外監査役(松井氏のこと)は、弁護士として培われた専門的な知識・経験と高い見識を有し、企業法務に精通しているため、社外監査役としての職務を適切に遂行いただけるものと判断しております。」、、、とんだとばっちりではありますが、人を見る目はなかったということですね。