レオパレス21 (8848)追報

レオパレス21が一段とヤバイことになってきました。株価の方は6月下旬に大きく売られ、260円台から一気に160円台まで下落しました。大量保有報告で、旧村上ファンド系の投資会社、レノの保有割合が低下している、なんてのがあり、これが材料視されたようです。

株価は企業の将来を映す鏡

「株価は企業の将来を映す鏡」などと言います。このところの同社の急落はかなりいやらしい下げ方でした。今年3月まで83%台まで改善していた入居率でしたが、4月以降は一転して悪化し始めます。ここからはコロナの影響ですね。6月は79.43%まで低下しています。

7/2にレノの保有割合低下の報を受けて、ダメ押しした後は小康状態ですが、戻りは鈍いです。800億円の純資産がほぼ吹き飛んでしまい、1000人の希望退職者を募るとか、家賃の1000円値上げという話題も、、、。そろそろ自分たちでできることがなくなってきています。

先月も書いたように、もうおそらくここからは銀行次第という面が強くなってきます。銀行が救済するかどうかという意味では、レノのような投資会社が引いていくのは好都合かもしれません。

しかし、今後この銘柄はどんどん投機筋の対象になっていきますので、値動きが激しくなっていくと思われます。値動きの良さで投機家は集まりますが、ある日突然ニュースが出て倒産なんてことがあり得ます。株式投資初心者さんは決してこうい銘柄に手を出さないようにしましょう。

当ブログで取り上げているのは、ガバナンスやコンプライアンスの問題ある企業として取り上げているだけですからね。