医療機器の納入をめぐって、三重大病院臨床麻酔部の元教授、亀井政孝容疑者が代表を務める法人の口座に現金200万円を振り込んだとして、愛知、三重の両県警は6日、贈賄容疑で日本光電工業の社員3人を逮捕しました。元教授ももちろん逮捕されています。
社員の逮捕について
1/6付で同社のホームページに「社員の逮捕について」というお知らせが掲載されています。がしかし、このプレスリリースは同社HPのみ、TDnetには掲載されていません。周知する気のないプレスリリースです。
プレスリリースでは、「当社は捜査に全面的に協力していますが、現在、警察による捜査が行われているため、本件に関する詳細の公表は控えさせていただきます」とあります。
複数業者に現金要求 逮捕の三重大元教授
翌日の1/8付け日本経済新聞には、上記タイトルの記事が、、、。複数の医療機器関連の業者に現金の提供を求めていたことが7日、捜査関係者への取材で分かったとのことです。
亀井容疑者が代表理事を務める一般社団法人(津市)の口座には複数の業者から合計400万円が振り込まれ、約250万円が同僚らとの飲食代に使われたそうです。「自由に使えるお金がほしい」という趣旨の発言をして現金を要求していたといいます。
さらに、亀井容疑者の部下だった元准教授も、実際は使っていない薬剤を投与したようにカルテを改ざんし、診療報酬を不正請求した疑いで逮捕、起訴されています。1/6には追加の容疑でしょうか、再逮捕されています。酷い奴らです。
今後の展開
話を戻して日本光電。逮捕されたのは中部支店の営業部長とその部下だと思われます。200万円ともなると営業部長だけの判断ではありませんね。会社の経営層まで捜査が及ぶことになりそうです。
また、複数業者に現金を要求ということですから、別の企業も登場してくることになりそうです。納入した医療機器は「生体情報モニター」という機器。上場企業ではほかにフクダ電子などが関連企業ですね。あくまで製造しているってだけの話ですよ。