光ビジネスフォームは2/22、「日本年金機構からの「不正行為に係る損害賠償請求の方針」に係る文書の受領に関するお知らせ」を公表しました。昨年公正取引委員会が課徴金を科したねんきん定期便談合でしたが、その損害賠償請求が日本年金機構から届きました、という開示です。
おさらい
当時公表された、ねんきん定期便データプリントサービスの入札談合に加わっていた業者は全部で26社。光ビジネスフォームもその中の一社で、5,772万円の課徴金を喰らってました。金額の大きさでは8番目くらいだったでしょうか。他に、東洋紙業、ナカバヤシ、共同印刷、トッパン・フォームズ、北越パッケージなんかが並んでましたね。
その光ビジネスフォームが唯一、この損害賠償請求の件を開示しています(2/22、17時現在)。年金機構は同社に対し、排除措置命令等の対象とされた各契約に関して機構が被った損害のうち、支払済みの不正行為違約金を超える額について、追加して損害賠償請求を行うということです。
損害賠償請求金額
既に支払われていると思われる不正行為違約金というのがよく分からないのですが、今回の損害賠償請求金額は約196百万円。遅延損害金まで含めると軽く2億円越えです。悪事は高くつくのです。この金額に関し光ビジネスフォーム側に異論があるというなら、訴訟の提起を行うという殺し文句も。
今のところ光ビジネスフォームだけですが、おそらく談合に加わっていたその他の企業も相次ぎ開示。ということになりそうですね。こっそりカネだけ払って開示はせず、、、っていう企業もあるでしょう。いずれにせよ、悪さしたんだからしょうがないです。