レオパレス21は11/2、「訴訟の提起に関するお知らせ」を公表しました。先日当ブログでも取り上げた、入居率の嵩増しや改ざんを行い、同社の収益等を意図的に操作しているかのような報道に対するもので、東京地方裁判所へ訴訟を提起しています。今回はレオパレス側も引かない様子ですね。
レオパレスの主張
10/20発行の週刊新潮の記事に対し、「これらの記事の内容はいずれも虚偽であり、事実と異なっている」としています。「当社の社会的信用を低下させる虚偽内容を広く社会に流布させたことは、当社に対する明らかな名誉棄損行為であり、株式会社新潮社が不法行為責任を負うことは明白である」という主張。
さらに、「これらの記事はS氏が主導して作成されたものであることが強く推認され、少なくとも同氏からの情報提供に依拠し、かつ虚偽の内容を語る同氏の発言がそのまま引用されていることから、同氏が深く関与しているものであることは間違いない」とも。
で、このS氏に対しても名誉棄損行為の主体としての不法行為責任を問うということです。新潮社に対し謝罪広告の掲載を求めるほか、被告両名に対し損害賠償金の支払を求めるそうです。
ほおぉ、今回はマジで本気モードですね。ここまで叩かれてきた同社ですし、よほどの根拠がない限りここまでの姿勢は取れないと思われます。ちなみに、ここに登場するS氏、2006年にレオパレス21を退任した元取締役なんですね。現在は株式会社ミューズの代表取締役だそうです。
これまでの不祥事が報道を受けてどう展開していくのか、今後の情報を見守るしかなさそうです。