レオン自動機 不適切経理で社内調査委員会設置

レオン自動機株式会社は12/17、「不適切経理に係る社内調査委員会の設置のお知らせ」を公表しました。同社の海外連結子会社において、不適切経理の存在が判明したことを受け、12/13に社内調査委員会を設置したということです。

レオン自動機

レオン自動機は栃木県宇都宮市に本社を置く食品製造機械メーカー。粘性や弾性物質の流動技術を核に、食品成形機である包あん機(中身を包み込む)、製パンライン(シート生地からパンを作る)などを展開しています。世界ではじめて包あん機を開発した、東証1部上場企業です。

同社の社名「レオン」は、レオロジー(流動学)に由来しているそう。レオロジーとは、粘性や弾性の流動を解明する科学で、そしてレオロジカル ・エンジニアリング(RE)とは、食品の口当たりや香りを秘めたデリケートな天然の「おいしさ」の源、「粘性」と「弾性」の条件を巧みに位置転換して成形する、食品の応用工学です。HPではこんな説明がされてました。

不適切経理の概要

今年11月下旬、海外連結子会社であるオレンジベーカリーの在庫残高に異常値を発見し、社内調査を実施したようです。その結果、期末在庫(製品及び材料)の過剰計上を行う不適切な会計処理が確認されたとのこと。

オレンジベーカリーは同社の最新機械を備えた実験工場。カリフォルニア州アーバインに本社を構え、アメリカに4工場があり、それぞれの工場で生産された食品は、全米のスーパーマーケット、レストランなどへ販売されています。同社の100%子会社ですね。

今回設置する社内調査委員会は、オブザーバーとして社外監査役が4名入ってますが、委員は純粋に社内の役員等ばかり。大丈夫ですかね。

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