京三製作所(6742) 本社内の工場と倉庫の2カ所で火災

mibunrui

京三製作所は1/14、「当社本社工場における火災について(お詫び)」を公表しました。同社は信号大手3社の一角。鉄道信号システムや交通管理システムなどを製造する会社です。最近整備が進んできた電車の可動式ホーム柵なんかも手掛けてますね。横浜市鶴見区の会社です。

火災の状況

タイトルをご覧になってすぐに気付かれたと思いますが、この開示はちょっとビックリです。原文のまま引用すると、「2021年1月14日(木)0時50分頃、本社内の工場、および倉庫の2箇所より出火」となっています。深夜に同時に2カ所から出火ってのは引っ掛かりますねよ。

SNS上でも火災現場の写真等が見られますが、確かに2カ所から黒煙が上がっています。普通に考えると放火でしょうか。火災は10時40分頃、沈静化したとのこと。人的被害がなかったのは不幸中の幸いでした。物的被害、事業所外への影響、製品出荷への影響などはまだ調査中のようです。

企業の火災

最近多いですよね、企業(工場)の火災。製鉄会社などでよく言われますが、設備の老朽化が原因と言われます。そして、工場火災が発生するとその工場から製品の出荷がストップしてしまうというリスクもあります。以前当ブログでも東洋紡の火災を取り上げました。

他にも昨年10月に発生した旭化成子会社(宮崎県)での火災。ここで製造されていた半導体の出荷が止まってしまい、国内自動車大手各社が年明けから大幅減産を余儀なくされる、なんてことにもなっています。

京三製作所の取引先はJRや大手電鉄など公共性の高い企業ですので、製品出荷が止まる影響は小さくなさそうです。さらに同社は半導体などの製造装置用電源装置なども手掛けているようです。また半導体が、、、なんてことにならなければいいのですが。

コメントを残す