株式会社クシムは4/30、臨時株主総会を開催。田原氏を含む取締役4名選任の件などが承認可決されました。これで、いったん会社を追われた元取締役の田原氏が復帰される運びとなりましす(ここまでの経緯については過去記事をご覧ください)。
総会可決事項
臨時株主総会で承認可決されたのは、(第1号議案)田原氏を含む取締役4名選任のほか、(第2号議案)監査等委員2名の選任。さらに、(第3号議案)会社法316条2項に定める株式会社の業務及び財産の状況を調査する者の選任、の3議案です。同日、「代表取締役の異動に関するお知らせ」も公表されています。
ここからどうなる
まずは復活を遂げた田原氏。お疲れさまでした。おめでとうございます。と言いたいところではありますが、最後に旧経営陣が主力事業全部を売り払ってしまい、クシムは実質的に空箱会社となってしまっています。まだまだ馬力の必要な力仕事がこれから始まるということでしょう。 追い詰められた旧経営陣が主力事業を売り払ってしまった件。これを法的に無効とさせ、取り戻すことから始まりそうですね。
そのとっかかりが上記の第3号議案に出てくる、「会社法316条2項に定める株式会社の業務及び財産の状況を調査する」というやつですかね。調査を経て子会社事業の不法な売却として無効とさせるってことでしょうか。