JKホールディングスは2/7、「2022年3月期第3四半期決算発表の延期に関するお知らせ」を公表しました。もともとこの日を決算発表予定日としていたんですが、当日になっての延期の発表です。これを受けて同社の株価は思いのほか大きく下げました。
JKホールディングス
JKホールディングスは、住宅建材の専門商社であるジャパン建材を中核に、住宅関連企業をグループで展開しています。合板の製造販売、木材の加工販売、合板、合板二次製品、建材および住宅機器などの卸売販売、小売販売を主に手掛ける東証1部上場企業です。
適時開示
会計不正が発覚し、しまいには上場廃止になる企業まで出てくるような状況です。そのため、今回同社の決算発表延期の開示はかなりインパクトが大きかったよう。おまけに開示されたのが11:00ちょうど。まだ前場の取引が行われている最中だったため、狼狽売りも誘いましたかね。
開示の内容
決算発表を延期することとなった理由は、「一部の取引について精査が必要となることが判明し、この精査に一定の時間を要するため」、とだけ説明されています。これだけですよ。何かしらの不正等があったんだろうかと疑心暗鬼に。市場が過敏に反応したのも頷けます。
前日終値1,143円に対して、開示を受けて前場のうちに870円(273円安)まで売られています。その後終値は994円と乱高下。あまりに勢いよく下げるもんだから、慌てて安値で売らされてしまった株主の恨み節が聞こえてきそうです。
もう少し開示の仕方あったんじゃないの。って思うんだけど。ちなみに延期後の決算発表は2/14に行う予定だそうです。