タリーズコーヒージャパンは10/3、「弊社が運営する『タリーズ オンラインストア』への不正アクセスによる個人情報漏洩の恐れに関するお詫びと調査結果のご報告」を公表しました。「タリーズ オンラインストア」において会員登録した顧客92,685名の個人情報が漏洩した可能性があるとのこと。
タリーズコーヒージャパン
タリーズは伊藤園の100%子会社で、コーヒーチェーン店の経営、フランチャイズ展開も手掛ける(24/4期末で791店舗)非上場企業。そして伊藤園は、茶系飲料のトップブランド「お~いお茶」が看板商品の大手総合飲料メーカー。こちらは東証プライム上場企業です。
情報漏洩
そもそもは5月に発覚した同社直営のオンラインストアで発生した不正アクセスによるシステム障害が原因。発覚の経緯はクレジットカード情報の漏洩懸念について警視庁より連絡を受けたこと。って、この時点で不正利用が認識できたはずで、かつ、自社で気付けず、みっともない展開。
漏洩した情報は顧客92,685名の個人情報。さらにこのうち5万2958人はクレジットカード情報も漏れていたと。クレジットカード情報は、クレジットカード番号、カード名義人名、有効期限、セキュリティコード。と、全部ダダ洩れ、不正利用し放題。
おまけに、不正アクセスによるシステム障害を認識してから、情報漏洩に関する事実を公表するまでに4か月も要してます。クレジットカード会社と連携して不正利用に関しては救済策を講じているようですが、とにかくこの緩慢な対応は酷すぎますね。親会社の伊藤園も一切開示してないし、大谷翔平のCM契約も切られちゃうんじゃない?