先日、パナソニックインダストリーズの度重なる火災事故の記事を書いたんですが、本体のパナソニックホールディングスは大丈夫なのか、も気になるところです。報道で「パナソニック、捨てられない企業の末路 テレビ事業売却先なし」なんて記事もありました。
パナソニックホールディングス
パナソニックホールディングスは、映像・音響機器、白物家電、住設機器、住宅事業など幅広い事業を手掛けている日本を代表する総合家電メーカー。半導体などの電子部品、FA関連など企業向けのビジネスも展開する東証プライム上場企業です。言わずと知れた松下幸之助氏が生み出した日本を代表する企業。
なんかヤバくなってきた?
テレビ等の家電市場が中国企業などに侵食され、採算が悪化し、先行きが見通せない事業を手放せない状況のよう。判断の先送りが企業の進化を阻み、衰退につながっていきます。ライバルの日立やNECなどが、この事業分野では負けないといった主力事業を育てているのに対し、パナソニックにはそういう事業が見当たりません。
似たような状況をシャープや東芝で見たような気がします。2021年には早期退職の募集で優秀な人材も流出してしまった、なんて社長の残念なコメントもありました。高度成長期のど真ん中で輝いていたパナソニック(当時は松下電産)も最期を迎えようとしているんでしょうか。